たきがははプラモデルを作れないぶきっちょなので、たとえどれだけGガンを愛していようがプラモを買おうと思ったことはない。マスターガンダムをうちに置いておきたいな〜と思っても、結果が惨憺たるものになることはわかりきっているので、金をどぶに捨てるのはわかりきっているので、いつも未練たらしくプラモの箱を眺めるのみである。なんで作れないのかと言うと、細かい作業が苦手なのと、頭の中で描いている完璧なイメージと現実の落差にそのうちにいやになるからである。同様の理由で実技系はとことん駄目である。
しかし立体造型への憧れというのは特にロボットものの場合には強いので、すでにできていて、わしが手を加える必要がないものは見つけたら買っちゃうことがあるが、幸いというかなんちゅうか、Gガンもジャイアントロボも一昔前のアニメなもんだから、それほど派手に出てこない。よって、あんまり散財しないで済んでいたりする。
だが、こんな物を買っちまいました。ちまたで噂のリボルテックというアクションフィギュアだ。
チェックはしてたんだけど、なにしろロボの身長が10cmそこそこ。ほんとは全長30mのロボットが10cmじゃ迫力に欠けるのぅと思って、手を出さなかったのだが、Episode 5に登場したGR2というロボの兄弟機がおって、出てくるなりロボに徹底的に破壊され、幼い大作少年にその攻撃力を植えつけるのに一役買っているわけなんであるが、GR2のリボルテックも出てて、しかもロボの最強兵器ロケットバズーカまでついてくるっていうんですよ、奥さん! ちゅうことは、草間博士の涙涙の死から(BGMは名曲「父の魂、そして運命の日」)、ロボの目覚め、大作は村雨に促されてロボに命令を下し、眩惑のセルバンテス操るGR2と初戦を飾る、という勇猛なシーンも再現できるわけじゃありませんか?(←ドリーム見過ぎ)
ぽちっとな。かくして、たきがはのショッピングカートにはロボとGR2が入れられておった。
ちょっと考えろよ、ぢぶん! 少しは迷うということをしろよ!そして苦闘すること30分、いささかポーズが違うけど、シーン再現でやんす。
さらに同じシーンをアニメからキャプチャー。
全体が写ってるのがここしかないもんで、ロボとGR2の顔がわからんですが、ロボはGR2の頭の三日月をふんづかまえてます。しかしリボルテックでは三日月が小さいのかロボの手がでかいのか、おそらく1/300スケールなので再現しきらんのと、アニメではけっこう柔軟な造型なもんでリアルにすると無理が出てくると思うんで、ロボの手では三日月がつかまえられまへん。
この後、GR2はロボに頭の角をがっしと押さえ込まれ、ロケットバズーカをぶち込まれて大破、BF団の基地もその爆発をもろに受けて大破、ロボの凄まじい破壊力を見せつけられた大作は「これがロボの力…」とつぶやくのであった。そして父の遺言を炎の中に見て、「お父さーん」と絶叫する大作。CVが出てないんで、やはり山口勝平氏がやってるんだろうか、ちび大作。
で、夢はここでおしまいで、熱にうなされる大作は、幻夜を父と間違えて、「お父さんとの約束は守ります」と言い、敵であるはずの幻夜が愁いに満ちた表情を浮かべて、自分の腕を父と間違えて握る大作の手に優しく手を添える、というなかなかの名シーン、さらには鉄牛、血の告白に続く。
今度、透明ケースを買ってきて、マスターガンダムやゴッドガンダムの隣に並べておく所存です。
ロボはやはり小さいですが、意外と重く、ずしりとしてるのがいい感じ。GR2は下半身がスマートな上に腕がけっこう重たいもんでバランスが悪いです。箱にもいろいろポーズとってるところがありましたが、ロボはスカートみたいなのはいてるもんで、そんなにくねくね動くのかなぁ。今のポーズに飽きたらまた動かしてみる所存。しかし、GR2とロボが一緒にいるのって後は大作とセルバンテスがそれぞれ乗ってて対峙してるところぐらいしか知らんので、そのうちにGR2はしまっちゃうかもしれない。
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