夏みかんなんて食べるの、30年ぶりぐらいだよ! 実家からもらってきたのはよいのですが、夏みかんって、昔、酸っぱくて食べるの苦手だった記憶があるんですよね〜 そのうちに店頭からも消えてしまい、ここ20年以上も見た記憶がございませんでした。
これが30年ぶりの夏みかんだ。
でかい。ちょうど、その時のたきがは家には伊予柑がありましたが、一回りはでかい。あと、皮も厚い。母親が皮をむいて、オレンジ・ピールを作ってました。これはこれでまた美味いんですよね〜
その夏みかんを30年ぶりに食したわけですよ。どんなに酸っぱいかな〜と思ってどきどきしながら食べたんだけど、全然酸っぱくないよ、これ! むしろ、さわやかな酸っぱさと、ほのかな甘さがみかんの王道って感じだよ! こんな夏みかんなら、俺は毎冬食っていたっていいぐらいだよ! ちゅうか、食わせろよ!
よって、その理由を考えてみたわけです。
・俺の味覚が変わった
これは十分、あり得ます。30年前のお子様味覚も歳食って、酸っぱいものが美味しく食べられるようになった。そうでなくても、去年はサワー・ドリンクを作って美味しくいただいたではありませんか。酢の物いやんなかつてのたきがはからは考えられない変化です。
・実は夏みかんも品種改良が進んで、あんまり酸っぱくなくなった
これも考えられる説ですネ。そうでなくても、最近のたきがはの実家でも甘いだけのはるみというみかんが幅をきかせてしまい、これ以外のみかんは要らぬとまでぬかしやがる始末です。
皮をむいた時に立ち上る伊予柑の芳香を忘れたかッ?! 八朔独特の風味を忘れたかッ?! こたつみかんの素朴さを、甘夏の甘酸っぱさをなくていいと申すか、おぬしッ?!! な心境なんですよ、わし。でも、日本全国、そういう風潮が強くないかと。そうでなくても酸っぱい夏みかんです。売れるための戦略として、酸っぱさを抑える方向に向かったとしても不思議はありません。
・単にたきがはが酸っぱさに慣れた
これはですね、たきがはが水俣の甘夏に慣れたこともあったんでないかと思うのです。そりゃあ、最初の年はその酸っぱさに驚きました。甘みもあるけど、酸っぱさのが強い。さすが甘夏、だてに夏の名はついておらん。ちょっぴりやせ我慢もしつつ、たきがはは一年目の甘夏を食べきりました。
しかし翌年、その甘酸っぱい甘夏を、わしは美味しいと思えるようになっておりました。素晴らしい〜v どうやら、一年目に頑張って食べた甲斐があったようで、甘夏の酸っぱさを美味しいと思えるようになったのです。
そんなのがあったから、夏みかんも平気になったんじゃね、と。
これはおまけ。母が夏みかんの実の方で作ったマーマレードです。自然な夏みかんの甘さが、我が母ながらGJ!って感じの傑作です。
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