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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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愛と哀しみのボレロ

ラヴェルの「ボレロ」をテーマ曲にした3時間以上に及ぶ大作。しかし、ソ連、ドイツ、アメリカ、フランスを舞台に4つの家族による群像劇は重要なキャラクターを覚えるのにも足りないほどそれぞれのエピソードが断片的すぎて、さらに1965年になるとなぜかアルジェリアからの帰還兵の集団が加わり、わけわかめな展開に。

要するに、戦争に翻弄されつつも生き抜いたソ連、ドイツ、アメリカ、フランスに生きた4つの家族をラヴェルの「ボレロ」を主題曲に送った群像劇って感じでしょうか。全然、上と変わってないじゃん。
だって、たきがは、途中で何度もつぶれそうになり、とうとう映画の途中で風呂に入ったざんすよ。眠さを解消するために。うう、眠いんだよぉ。

全然、関係ないように見えた4つの家族がラヴェルの「ボレロ」というかっちょいいクラシックの名曲をテーマにだんだんつながり、やがて1つの物語に結ばれていくという手法は大河劇ではよくあるパターンだと思うのですが、なにしろ、キャラクターを覚えなければならない初っぱなでのエピソードが短すぎて、顔が覚えられたのはアメリカのジャック=グレン楽団を率いるジャックさんち(途中で世代交代して娘が主役になる)と、20歳の頃、ヒトラーに握手してもらったというピアニスト・指揮者のカール=クレーマーさんちだけでした。もう、アルジェリアからの帰還兵のお兄ちゃんたちなんか、何のために出てきてんだよ〜な存在で、そのくせクローズアップがすごくてよーわからんのです。

いっそ、ダンサーのドンさんが「ボレロ」に合わせて踊ってるバックに、このストーリーを年表で流した方がよっぽどわかりやすかったのにと思った。それはすでに映画ではありませんが。ラストで一応、4家族+1が「ボレロ」に合わせて踊るところで一堂に会したり、中継で見てたりするんだけど、もっと焦点を絞って、登場人物も少なくしたら、もっと良かったのに、と思ったよ。
ただ、クライマックスは上でも言ったように「ボレロ」に合わせて踊るシーンなんで、そこまでのエピソードは些末事と言えなくもない(←暴言)。

パリにいたカップルが強制収容所に送られる途中、赤ん坊のデビッドくんを列車の下に置き去りにするシーンがあるんだけど、ジャックさんの娘サラとデュエットしているのがそれか〜?

面倒なんで、もうキャストもスタッフも拾う気がないです。

それにしても、たきがは、確か、この映画の主題曲で「ボレロ」を知ったので、効能がないわけではないですな。

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