新宿編も4話目です。今月はコミックスも2巻発売されたし、忙しいんだけど、レビューは来年まで引っ張りそうな予感…
今回もオリジナルな展開。アニメだとけっこうあっさり退場しちゃった感のあるシャッフル同盟の皆さんですが、この超級版では師匠vsシャッフル同盟を熱くたっぷり見せてくれます。いや〜、こういう展開をしてほしかったので、ますます熱いですね。
前回、新宿に現れたシャッフル同盟の宣戦布告を「片腹痛いわ」と退けた師匠。今回もその台詞を発したところからスタートです。
ここでシャッフル同盟の解説が入ります。そういや、アニメではなかったんでしたっけ…
ムックだとシャッフル同盟とは、人類の戦いを監視し、滅亡に至るのを食い止めていたって解説があったんですが、ま、その路線は踏襲です。ここでトランプを切るカットが2ページに渡って入るのは、ストーカーさん辺りがいずれやるんでしょうかね。
で、人類の戦いの歴史を監視してきたシャッフル同盟が、ガンダムファイトを確かめるべく、第12回大会で師匠を送り込みます。師匠はこれに優勝するわけですが、シャッフル同盟はガンダムファイトを「ギリギリの線で認可した!」とあるのは、やっぱり何かの伏線なんだろうか…
ところが、ガンダムファイト第13回大会の1ヶ月前のネオホンコン。というと、ドモンがデビルガンダム事件に巻き込まれて大変なころじゃな…
師匠がもう一度、ガンダムファイトに参戦するというのをシャッフル同盟の皆さん、全力で止めにかかってます。
ところが、これらの攻撃を軽くかわした師匠、シャッフル同盟に問うて曰く「後継者は見つからんのか!?」と来ました。師匠にはすでにドモンという愛弟子がいるんで、そこら辺もあるんでしょうけど、後の展開を考えますと、すでに謎の病気を発しており、シャッフル同盟が絶えてしまうことを心配しての発言と思われます。ただ、ここら辺の師匠は基本、悪役顔なんで、シャッフルの皆さんには、どうして師匠がこういう問いを発したのかという真意はくみ取られておりません。( ´Д⊂ヽ
「時が来れば!! 天の導きが必ずあるっ!」と答えるシャッフルの皆さんに、師匠は弟子を見つけるのにはガンダムファイトしかないと言い切り、さらに「しかも見えるのよ! 貴様らの命尽きる瞬間が 今か今かと! 近づいているのがな!!」と言って、一見、挑発しているようですが、これはまじで自分の寿命が残り少ないことを知り、シャッフルの皆さんの心配もしているはずなんですが、まったくわかってもらえません。( ´Д⊂ヽ
それどころが裏切りを罵られ、残念だとまで言われてしまう始末、とうとう師匠はアニメだと第39話まで未登場の石破天驚拳をシャッフルの皆さんにぶつけるのでした。
これでかなりのダメージを受けたんでしょう。なんで、その後でコロニーに行ったのか(シャッフル同盟は宇宙からやってきてるから)は謎ですが、「あの時の借りを返させてもらう」とか「裏切った貴様への制裁もだ!」と鼻息が荒い様子です。
ところがこれをドモンが止めにかかります。師匠は信じたいし、シャッフル同盟の皆さんは大先輩です。必死で止めに入ろうとしますが、苦しい言い訳で師匠が「何かに操られているか… ニセ者なのでしょうーっ」と言っちゃったもので、そうでなくても怒り心頭の皆さんに「何をたわけた事をーっ 黙っておれいっ 新米ぃぃ!!」と逆ギレされてしまいます。前回でも「シャッフルの新米」とか言われていたんで、年功序列とかには厳しそうな感じです。(´・ω・`)
そして、ドモンがまだ止めようとするのもきかず、マスターガンダムに襲いかかります。
一番手はクイーン・ザ・スペードさん。アニメだと素早いナイフの使い手ってぐらいしか見られませんでしたが、ナイフ攻撃は基本のようです。しかし師匠には「相も変わらず… 手数だけよのう!!」とか言われちゃってます。
そこで手数を増やしたところ、師匠、これを真っ向から受けまして、千手観音みたいなことになってます。
でもガンダムファイトじゃないから、一対一の勝負が原則というわけではないようで、マスターガンダムを虜にする鎖はブラック・ジョーカーさんのものです。
ところが師匠、ダークネスフィンガーを出して反撃、鎖はあえなくちぎられてしまいます。
ここでマントをまとったマスターガンダム、防御態勢に入ったようです。ここにクイーン・ザ・スペードさんが攻撃しますが、その防御力を打ち破ることはできません。
するとジャック・イン・ダイヤさんが取って代わり、アニメでもその一端を披露していた火炎攻撃をかまします。コクピット内でいつもパイプを構えているダンディーなおじさまですが、MFも構えてるとは… (´・ω・`)
師匠、これを「火炎龍」と呼んでます。ジャック・イン・ダイヤさんの得意技です。攻撃してる顔つきが悪人ぽいのがまたいかす。
しかし師匠、マントを回転させて反撃、炎を打ち払います。
ところが、ここでクラブ・エースさんが登場、「天界境地! 千手観音菩薩光!!」と師匠の手を塞ぎ、「貴様の邪悪な手はすべて残さず塞いだ!! やるなら今!!」と止めてしまいます。
これらの戦いを見ているドモンは、ただただ感動に打ち震えるばかりでした。達人同士の全力でのぶつかり合いに、若き武闘家、キング・オブ・ハートは自分など分け入る隙もない、師匠たちの結びつきに涙を流してさえいるのです。ここで「拳を通して魂が繋がっている!!」とドモンに言わせたってことは、わしの好きなジャック・イン・ダイヤさんの台詞「武闘家とは所詮、拳を交えることでしかわかり合えない不器用な人種」ってのはなくなっちゃうのかな〜 (´・ω・`) 残念。どっちかというと、ドモンはもろに武闘家でありながら、師匠とのラスト・バトルまで、理解していなかったぽかったですからね〜 こういう細かい伏線が、ラストまでどうつながっていくのか、興味深いところであります。
でも、ドモンはさらに「デビルガンダムの力とは?? それすらも崩してしまうものなのか!?」と思うのです。
ところがその戦いに割って入った者たちがいました。ジョルジュ、サイ・サイシー、チボデー、アルゴです。
ジャックさんとクラブさんは「こわっぱどもめ!」と鼻にもかけませんでしたが、スペードさんとジョーカーさんが異変に気づきます。ここら辺のコマ割り、ジョルジュとジャック、サイ・サイシーとクラブ、チボデーとスペード、アルゴとジョーカーという対比が明確です。
そしてシャッフルの皆さんは、自分の身体が熱いことに狼狽えてしまいます。
驚くドモンに、師匠が「いったんここから離脱する!」と命じまして、ドモンも迷うのですが「しかしもカカシもあるかあっっ」と言われてしまうと根がわんこなもので、レインが止めるのも聞かずにマスターガンダムともども、その場を去ってしまうのでした。
一方、狼狽えるシャッフルさんたち、狼狽えていても普通に会話しちゃってるんですが、敵対している4人が、自分たちの後継者であることを察します。ここでクラブさん、「機体もパイロットもすぎる程 悪に染まっているのだぞ」とチボデーたち4人の資格を案じますが、ジョーカーさんは微笑んで「我らも… 昔はそうだったではないか……」と答えるのでした。うーん、これはなかなか… アニメではまったく背景の描かれなかったシャッフル同盟の皆さんにも、一筋縄ではいかない過去があったという。当然、師匠もそうだったのだろうという。このまま外伝とか描いてほしいなぁぁぁ!!!
シャッフル同盟は、4機のガンダムを振り切って、空中に浮かび上がります。アニメだと師匠がこれを制止したもんですが、止める人はいないので悟りきっちゃって(たぶん、邪推するにシャッフル同盟の皆さんも過去に師匠から同じようなことをやられたのではないかと…)、「命を極限にまで燃やし!!」それぞれが後継者を捉まえたところで、次号に続く!
またまた来ました、前後編な展開。アニメだとたった2話だけの登場が惜しいと言われたシャッフル同盟ですが、一応、次号まで続きそうです。まぁ、次号で「さらば」でしょうけどね。
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