堺の町に助左を訪ねて、宗久の落とし子、桔梗がやってきた。助左は桔梗を兼久に引き合わせるが、兼久は「宗久の娘だという証拠を見せろ」と無碍に扱う。その兼久の頼みで、助左は尾張の小牧山に荷駄隊を運んでいくが、ちょうど到着した時に徳川家康の軍が現れ、そのまま戦闘に巻き込まれてしまう。天下をかけて、家康と秀吉がぶつかろうとしていたのだった。
五右衛門、助左と気づいて回避。ああ、良かった〜てな感じですが、助左以外の荷駄隊は襲われてるわけですから、良かったとも言い切れないけど、五右衛門復活のが大事ですから! 出番がこれだけなのがもったいないです、五右衛門!
で、大坂に向かった助左は秀吉に呂宋の話をしますが、どうも秀吉、わざわざ呼びつけておいて興味半分って感じです。まだ助左とは完全に敵対する気はないようですが、助左がアゴーの村を守るために大筒を譲ってほしいと頼めば、イスパニアと全面戦争だと物騒なことを言い始めるし、後の朝鮮にまで戦争を仕掛けた秀吉の権力欲が早くも現れている感じです。ちゅうか、そういう人物に気軽に大筒なんかおねだりするんじゃないよ、助左。どうも、そういうところは相変わらずにぶちんです。ていうか、助左って基本的に変わらないキャラクターなので、周囲の変化に鈍いです。鈍すぎます。
さて、堺に戻った助左、なぜか鉄砲の腕比べで南蛮人に勝ってます。ていうか、いつの間に助左、そんなに鉄砲上手くなったんじゃい。鉄砲は善住坊の独壇場だったはずでは…
そこへ、見知らぬ娘が現れ(視聴者は演じるのが同じ竹下景子さんなんでばればれだと思うんですけど)、助左を上回る腕前で勝ってしまいます。あ〜 そう言えば、桔梗の育ての親は善住坊でした。もう10年ぐらい前だと思いますが。つまり、桔梗は善住坊に鉄砲の撃ち方を習ったのでしょう。物騒だなぁ。しかし、信長の弾圧を受けた一向宗徒ですから、身を守るために請われるままに教えてそうです、善住坊。頼まれると嫌とは言えなさそうだし。そういう奴だし。うっ( ´Д⊂ヽ
と納得しているうちに娘が助左を追っかけてきます。加賀から来た桔梗だと名乗って、やっと思い出す助左。
そこで助左、久々に登場のお仙ちゃんに頼んで、桔梗を身ぎれいにさせ(白粉はともかく、鬢付け油まで知ってるのは商人だからだろう)、兼久に引き合わせますが、上のとおり、あっさり邪険にされちゃうわけです。しかも、兼久はすぐに宗久の娘だとわかったと言いますが(ここで「しまの娘だとわかった」とか言うと笑い話ですが)、助左が仲立ちに入ったもので、断ったとまで言われてしまいます。うーん、助左、自分が兼久に嫌われてるっていい加減に気づけ。わかってるのか? わかっててやってるのか? 銀山にまで飛ばされたくせに、自覚してないのか? しかし、その兼久から小牧山まで荷駄隊を指揮しろと言われて受けちゃう助左。「意地でも桔梗は今井に」とか言い出す辺り、相変わらず、他人の幸福がどこにあるのか考えてないっぽいです。ちゅうか、美緒の幸せを考えるんだったら、小太郎には何の罪もありませんが、伏せてでも呂宋にいてもらうべきだったんです。馬鹿ちん、助左。果たして、兼久が万が一、桔梗を妹と認め、今井に受け入れたとして、本当にそれが桔梗の幸せでしょうか? そんなことを助左が決めるのはあまりに横暴で一方的で無神経だと思います。桔梗がそうしたいと言ったのならいざ知らず。おまいは美緒にした過ちをまた繰り返すつもりか、こんちくしょう。
しかし、桔梗、美緒ほどおとなしくないもんで、助左に「今井に行きたくない」とはっきり言い切ります。堺には助左に会いにきたんだそうです。どこが良かったんだろう…? 12年前のエピソードを鑑みるに、そんなに会いたいような感じでもないんだけど。しかし、桔梗、16歳です。助左、どー考えてもあらふぉーです。桔梗に手を出したら、犯罪ですよ、助左!
さて、お仙ちゃんが相変わらず「小牧山には行かない方がいい」とアドバイスしたにも拘わらず、呑気に小牧山に行った助左は、家康に再会。そのまま、籠城に巻き込まれます。次回は家康vs秀吉です。そうか、この2人、戦ったのか〜 相変わらず、たきがはは日本史に弱いですネ。
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