ジョージ秋山著。幻冬舎文庫刊。全2巻。
というわけで、最後に読みました。
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という読後感でして、もっと若い頃に読めば、風太郎にもそれなりに同情できたか、反感持ったかわかりませんが、なんちゅうか、ピカレスク・ロマンと読むには、あんまり風太郎にご都合主義すぎて、あんなに人殺してるのに、全然発覚しないとか、県知事にまでなっちゃうとか、ありえねーよ!な展開だったもんで、おもしろくなかったのでした。
しかも最後に自殺しちゃうという、銭ゲバにも一片の良心ってことなのかもしれないんですけど、逆に、そういう半端な悪役にはまったく興味も関心もないもんで、ありきたりな落ちにがっかりです。「銭ゲバ」を名乗るんだから、もっと突き抜けてほしかったわ。県知事なんてしょぼい地位に安穏としてないでさ。
このまま「銭ゲバの娘・プーコ」も読みましたが、こっちはさらにあきません。いや〜、わし、「宇宙戦艦ヤマト」で、沖田艦長が復活した時に激怒した口なんで、銭ゲバがこういう形で生きていたというのはさらにがっかり。これがほんとに蛇足って奴だよ。
あれだけ救いのない展開を見せていた「アシュラ」が、「完結編」で、むしろすがすがしい終わり方をしちゃうのとは対照的。
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