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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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夫婦善哉

織田作之助著。青空文庫刊。

森繁久彌が旦那はんをやったんで有名な映画版は見てませんが、何となく筋は知ってるので読んでみました。一緒にダウンロードした「神曲(ダンテ)」が古文調の訳だったので辟易して、こっちに逃げた。短かったし。

いいとこのぼんぼんで妻子のある身でありながら、芸者の蝶子と連れ添うことになった柳吉との腐れ縁というか、男女の仲を描いた短編小説。

今風に言うならば「ダメンズウォーカー(一人だけだけど)」な蝶子が、いつまでもぼんぼんの癖が抜けない柳吉に惚れた弱みで連れ添い、芸者になったり店を構えたり、どれもなかなかいい調子で進まない苦楽を描いてまして、映画だとラストシーンで柳吉が「おばはん、これからも頼りにしてまっせ」と蝶子に言ったところで終わってるそうなんですけど、小説では特にそんなこともなく、ほんとに蝶子さん、柳吉でいいのかいと言うにはとうが立ち過ぎちゃって、もう別れるに別れられない感じで、それでも柳吉が優しい顔を見せれば有頂天になり、金遣いが荒かったりすると怒ってぶん殴るとか、割れ鍋に綴じ蓋で、これはこれで似合いの二人なのかと思いながら読んでました。

こういう話のおもしろみがわかるには、わしも経験が足りないということか…

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