森脇真末味著。ハヤカワ文庫刊。
実は森脇真末味さんの漫画は1本も読んだことがありません。いや〜、たきがは、芸能物ってあんまし興味ないんすよ。ほとんど読んだ記憶がない。そうでなかったら、正統派の少女漫画。女の子が主人公で誰と誰がくっついたのどうのって漫画に興味がない。でも、本作は著者唯一のSFなもんで、読んでみることにしました。
義理の兄サラエを愛してしまったノヴァは、ある日、サラエにそっくりなドギーに会う。それから、殺人事件に巻き込まれ、ノヴァは自分たちの暮らす世界、アンダーの不可解さに気づいていく。果たしてドギーとサラエの関係は? そして、アンダーの秘密とは?
次々に繰り出される謎に、2回3回と読み返しました。Scene 1とScene 2で2つの主要な人物が明かされ、何の関連もなさそうな世界がやがて1つに結びつく。そこに至るまでのSF的なガジェットもおもしろく、もっとSF描いてほしいなぁと思いました。
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