壱村仁著。カプコン監修。マッグガーデン刊。
待望の第2巻が手に入りましたッ!
話はついに帝国に行ったものの、ユンナに見つかって強制送還されてしまったリュウ、クレイ、ニーナ、マスターが、ウィンディアへ向かい、サイアスを加え、風竜ラーウィに会い、召喚の村へ行くまで。展開はやっ!
表紙はリュウとフォウル神皇陛下で統一のようです。
裏表紙は犬傭兵ことサイアスと風竜ラーウィ。サイアスの胸元がもふもふの毛皮で、一回もふもふさせてもらいたい。ちょっと堅そうな毛だけど。で、赤犬に緑の着流しというおしゃれさんぶりも健在です。
たきがは、メインキャラクターのなかではサイアスって、わりと好きでも嫌いでもないんだけど、存在感はあるんだよね。でかいし。戦闘ではいつもいるし。ほとんどしゃべらないのに、「し…ま…」とか「ひ…ま…」とかいうピンポイントな台詞とか、たまに見せる悩殺歯茎とか、いないと寂しいキャラではあります。
で、竜に見えないと評判の今作の竜ですが、風竜ラーウィはくじらです。空飛ぶくじら。
で、内容の方は、虎人(フーレン)ファンの期待を大幅に裏切って、虎人の里カット〜!!! で、第1巻でクレイがリュウに渡した剣も王家の剣でも何でもなく、ずっとリュウが背負ってるし、まぁ、ゲームだとここらへん、ルディアと虎人の里を行ったり来たりするんですが、すっぱり切り捨てて、さっさとルディアを逃げ出しておりました。囚われのクレイ姫も大したことなかったよ…ちぇっ
そして、帝国に追われる我らが神皇陛下は、ババデルのもとを去り、マミちゃんの元へ〜!!! 傷を押して、帝都へ急ごうとするフォウルの姿にはぁはぁ。ゲームでは半身たるリュウに比べて、絶対的な力を持つ神皇陛下ですが、それでも人に傷つけられ、追われていくさまは切なさ倍増。
ゲームだと、シリアス一辺倒のフォウル・ルートに対し、釣りしてたり、ミニゲームしてたり、妖精さんを助けたりと和むリュウ・ルートも、この漫画ではばっさり切り捨ててるんで、そうでなくても根っこがシリアスな話がますますシリアスに進んでおります。
結末がわかっている話ではあるのですが、「ブレス」はいいなぁってことで。
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