監督:ジョージ=シャーマン
製作:マイケル=ウェイン
音楽:エルマー=バーンスタイン
出演:マーサ=マッキャンドルズ(モーリン=オハラ)、ジェイコブ=マッキャンドルズ(ジョン=ウェイン)、ジェームズ=マッキャンドルズ(パトリック=ウェイン)、マイケル=マッキャンドルズ(クリス=ミッチャム)、ジェフ=マッキャンドルズ(ボビー=ヴィントン)、リトル・ジェイク=マッキャンドルズ(ジョン・イーサン=ウェイン)、サム(ブルース=キャボット)、ジョン=フェイン(リチャード=ブーン)、ほか
アメリカ、1971年
モーリン=オハラさんの追悼に見つかったのを見ました。出番はあんまり多くないのですが、放蕩親父のジョン=ウェイン(原題のビッグ・ジェイクその人)を支える、しっかり者のお母さんという点ではモーリン=オハラさんが演じてきた役柄にも通じるところがあるし、「静かなる男」は今年見たので、これにしました。
キャストを探していたら、実子のマイケルが製作でパトリックが次男(ジェームズ)だったのは知っていたのですが、孫のリトル・ジェイクまで実子だったとは知らず…
三男(マイケル)はミッチャムというのが独特の姓だなぁと思っていたら、案の定、ロバート=ミッチャム氏(ジョン=ウェインとは「
史上最大の作戦」「
エル・ドラド」などで共演)の息子さんでした。「
リオ・ロボ」で共演してはった!
別居してるけど夫の居場所はちゃんと把握している肝っ玉母さんをモーリン=オハラさんが好演、この話では相手の頬をひっぱたくようなシーンはありませんが、かつてそんなこともやったであろう夫婦というのを想像できるのはジョン=ウェインをおいてないとニヤニヤしちゃいます。ましてや家を出て10年近くも経っていて、自分の孫が生まれたことも知らない夫の居場所を把握していて手紙を届けさせられる奥さんとかいかすじゃありませんか。そして夫の方でもそんな妻を愛していて、懐中時計の蓋の裏に写真がばっちり貼ってあって、それを息子たちに照れずに見られるというのも今でも妻を愛しているというのが伝わってきて、またナイスです。
筋立てには少々難があり、ドッグの扱いとかサムの死とか無理に押し込んだ感もなくもありませんが、ジョン=ウェインとラブラブなモーリン=オハラさんを偲ぶには忘れられない一本です。
改めて、モーリン=オハラさんのご冥福をお祈りします。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
[1回]
PR