監督・脚本:今川泰宏
原作:横山光輝
出演:金田正太郎(くまいもとこ)、ショウタロウ(粟野史浩)、敷島博士(牛山茂)、大塚署長(稲葉徹)、高見沢(石塚理恵)、村雨竜作(若本規夫)、村雨健次(幹本雄之)、ビッグファイア(中村正)、クロロホルム(西村知道)、ベラネード(内海賢二)、萱野月枝(鈴木弘子)、山岸弁護士(麦人)、寺町警部(仲木隆司)、関刑事(関智一)、官房長官(石森達幸)、秘書(鈴木勝美)、ナレーション(矢島正明)、ほか
日本、2008年
ふと見たくなり、鑑賞。三度目です。戦争と敗戦がひときわ濃い八月だからでしょう。1950年代の高度経済成長期に入らんとする日本を舞台にしながら、戦争の遺した傷痕と闇を追い、その中心に鉄人28号を置く原作アニメが、ひときわ好きだからかもしれません。
原作ではお高ちゃんと綾子さんがいちばん好きなキャラ(次点、敷島博士)だったりしますが、今作ではやはり今作のみ出演(と言いつつ、主役の正太郎、敷島博士、大塚署長に比べると皆さん、微妙に立ち位置とかキャラ設定が違ったりしてますが)の萱野月枝さんとショウタロウがいちばん好きだなぁと思って見てました。
まぁ、この母子がいちばんテーマを濃く反映してますからね。
あと、原作では第2話で死んじゃったものの、ブラコン健次によってけっこう長く尾を引いて影響力を発した竜作が今作ではしっかり生き延びた(辰がいないせいかもしれない)のも好きです。
あとはオープニングだけの登場ですけど、やっぱり原作13回の出演が印象深い大好きな矢島正明さんのナレーションも良い良いv
しかし、大元の漫画でも言及されてなかったように記憶してますが鉄人の動力源って何なんでしょうかね? やっぱりガソリン? 大鉄人を動かすのになんぼいるんじゃいと思って見てたラストシーン、大鉄人の存在は本土を守る切り札というより、大和に近いなぁと思いました。あんなもん動かせるなら、いくつの飛行機が飛ばせるやら… って飛行機を作る材料もないか…
いつもと逆でオープニングに正太郎マーチ、エンディングに鉄人28号のテーマの明るさも相変わらずのアンバランスさ。なのがいい。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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