監督:アルフレッド=ヒッチコック
出演:私(ジョーン=フォンテーン)、ジョージ・マキシム=ド・ウィンター(ローレンス=オリビエ)、ダンバース夫人(ジュディス=アンダーソン)、フランク=クローリー(レジナルド=デニー)、ジャック=ファヴェル(ジョージ=サンダース)、ベアトリス=レイシー(グラディス=クーパー)、イーディス=ヴァン・ホッパー(フローレンス=ベイツ)、ほか
アメリカ、1940年
前妻レベッカの陰に脅える若妻(名無し)のサスペンスかと思ったら、途中で夫のレベッカ殺し?も絡んできて、落ちが読めませんでした。ただ、主役が2/3くらいまでコンプレックスの塊であんまり共感できませんでしたが、夫が実は前妻を愛しておらず、事故とはいえ、殺しちゃったかもとわかった辺りから強さを見せたのは、まぁまぁだったかも。
イーディス=ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロを訪れた私は妻レベッカを失って傷心のイギリス貴族ジョージ・マキシム=ド・ウィンターと出逢い、恋に落ち、結婚する。しかし夫の領地マンダレーに向かうと、そこにはいまだに前妻の遺品があちこちに残っており、貴族でもなく、これといった取り柄も持たない私はレベッカへのコンプレックスに苛まれていく。美貌の持ち主で自信家だったというレベッカは、海で事故死したと言われていたが、仮装舞踏会の時に座礁した船の下からレベッカの乗っていたボートが見つかり、その死体も見つかる。だがレベッカの死体はすでに見つかっていたはずなのだ。そして私は夫から、彼が実はレベッカを愛しておらず、子どもがいると言ったレベッカを事故死させたと知らされる。やがて再審査が行われ、レベッカの従兄弟で愛人のジャック=ファヴェルが夫の殺意を主張するが、レベッカが死の前日に会った主治医から彼女が癌だったと知らされ、レベッカの死は自殺とされる。しかし、レベッカを崇拝してきたダンバース夫人は、マンダレーの屋敷とともに焼死するのだった。
というわけで最後はめでたしめでたしなんですが、そこに至るまでがちょっとだれました。
主演のジョーン=フォンテーンさんは「
風と共に去りぬ」の聖女メラニー役で有名なオリヴィア=デ・ハビラントさんの妹だそうです。どっちも正統派の美人ですね。
ローレンス=オリビエはちょっと切れやすい旦那でした。「
スパルタカス」のクラサス役ぐらいしか見たことがありませんが、元々は舞台俳優で、シェークスピアなんかが得意だったはず。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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