監督・脚本・編集・製作:亀井岳
出演:ダワースレン、ザヤー=ダワージャブ、ダワージャブ、センゲドルジ、ドゥゲル、ザグド、ラミヤ、ほか
2009年、日本・モンゴル
たきがはにとってモンゴルの風景は問答無用の憧れを抱かせるものでありまして、人生の最期を迎える時に是非、見たいものだと思っています。同等の憧れを抱かせる風景に砂漠がありますが、この一面のなんとかっちゅうのは、日本という国に住んでいるとなかなか見られるものではないので、ないものねだりと言うのかもしれません。てへ
そのモンゴルの民謡ホーミーの源流を訪ねて、チャンドマニ村へ向かう2人の若者のロードムービーっぽい話です。
主役の1人、ダワースレン氏は首都のウランバートルの劇場に勤めていて、ホーミーを唄っていますが、正月休みを利用してホーミーの生まれ故郷チャンドマニ村へ行くことにしたのでした。ただ、飛行機ならば三時間で行けるところを、正月休みなもんでチケットが取れず、丸二日をかけてバスで行くことになってしまいました。
その旅に同行するのがもう1人の主人公、ザヤー=ダワージャブ氏。チャンドマニ村出身で、父のダワージャブ氏がホーミーの歌い手。ウランバートルで働いていたのですが、元々が遊牧民なものですから、友人の遊牧民に会って、自分もうちに帰ろうと故郷へ帰る決心をします。
その合間にセンゲドルジ氏、ドゥゲル氏、ザグド氏、ラミヤさんという演奏家や歌手の方たちの演奏や歌が入りました。
その手の民族音楽が好きな人にはたまらんのでしょうが、たきがははわりとあっさりです。昔、馬頭琴のCDとか持ってたことがあったけど、あんまり聞かなかったし。
ホーミーは日本の浪曲を思い出しました。うなり声とか。人間の声が伴奏を演じるというのはおもしろいなぁと思いました。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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