たきがははエアコンが大の苦手である。毎年、夏になるとエアコンの設定温度との戦いになり、クールビズで28度が推奨されるようになったので、まだましかと思っていたら、最近はそれでも低すぎるというぐらいの、エアコンが天敵である。
まぁ、たきがははエアコン使用についてはかなりのタカ派なもんで、この時期のエアコン対策は必須でもあった。
しかし、昨年、それほどひどい目に遭わなかったので、たきがはは少々、エアコンをなめていた。あるいは、けっこう汗かいて、職場に行き、エアコンのきいた部屋に入ると「涼し〜」と思い、エアコンが天敵説はどこへやら、という具合に順応していたのだが、それが甘かった。
おそらく、エアコンのせいだけにするのはフェアではないと思うのだが、まぁ、わしの隣でずっと咳き込んでいた人が、やっぱり風邪だったとか、夜に涼しい風を浴びてくしゃみをしたとか、そういう点をさっ引いても、やっぱり、たきがはが夏風邪を引くようなお馬鹿さんだったのは、エアコンのせいで、ひいては、エアコン対策を怠った自分のせいなのであった。
ちなみに、たきがはは「馬鹿は風邪を引く」派なので、風邪を引かないために、冬は特に気を遣い、夏も冬のために汗をかき、しているのだが、引く時はやっぱり引いてしまうのであった。
で、寝込むほどじゃないんだけど、喉が痛くて、とうとう鼻水たれこにまでなってきた本日、たきがははエアコンの風よけに、カーディガンを持っていくことを忘れた。
しかし駄菓子菓子。たきがはは最近、ずーっとサブバッグに風呂敷を使っているのである。四隅を結んで、ちょっと形が不定型なところが使いにくいんだけど、それなりに物が入るので重宝しており、フェアトレードで買ったお気に入りの風呂敷なのだが、考えてもご覧なさい。風呂敷はバッグにするだけが能ではないではありませんか。本来の使い方は包むではありませんか。
そうだ、この風呂敷、ほどけばいいじゃん!
かくて、ここに怪人赤マントが出現した(たきがはの風呂敷は赤地のカラムカリなのだ)。風呂敷は薄い地だったのだが、エアコンの風よけに立派に役目を果たしている。すごいぞ、風呂敷。
怪しすぎるぞ、怪人赤マント!しかし、そのためにいちいち風呂敷をほどくのも面倒なので(たきがはは極端な面倒くさがりなので、気分によってバッグを換えるということができない。財布とか定期を忘れるから。だから、靴と同様にバッグもだめになるまで使い倒す。ちなみにこの風呂敷はたきがは家、3代目のエコバッグである)、やはり、明日からはちゃんとカーディガンを持っていこうと誓うたきがはであった。
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