たきがは、いくらかの会費をいくつかのNGOとかNPOにお支払いしておる。水俣で知り合った縁とか、親がやっていたので自分もとか、いろいろときっかけはあるのだが、日々の生活の中で単に金を使うだけでなくて、胸を張って使えるようなお金になってほしいと思ってのささやかな活動である。
先日、そんな団体から新年の挨拶状が届いた。しかもエアメールでだ。何年も受け取ったことのない国際便だ。最初は何かと思ってびっくりした。そうしたら、中にはまぁ、定型の新年の挨拶と、現地の子どもさん(その団体は海外で学校を作ったり、木を植えたりしている)からのメッセージまで入った、一昔前、うちのままがやってたチャイルドスポンサー(だっけか)でも似たようなグリーティング・カードをもらったことがあったが、そんな代物だった。
でも、たきがはは思ってしまうのだ。このカードを送るために、日本までの送料はいくらかかって(調べたら、130円だった)、このカードを印刷するためにいくらかかって、このカードを発送するために、子どもたちに書いてもらうのに、その文を翻訳するのに、いったいいくらかかったのだろうかと。
たきがはが支払っている会費など、雀の涙ほどのものでしかない。でも、そんな会員が全国にごまんといて、その1人ひとりにこのカードを送ったら、いったいどれだけの金になるのか。それだけの金があったら、学校は建たないにしても、木は何本植えられるのかと思うのだ。
そう言えば、会員特典として、絵はがきをもらっちゃったりしたなぁ。俺も筆無精になったもんだから(もとからとか言っちゃだめ)、絵はがきなんかもらったって使い道ないんだよなぁ。あれも送料とか印刷代とか、かかってるんだろうなぁ。
ひとまず、たきがはは、今後、そういうのを送らないでね、とメールを送った。
金を払うだけで自己満足していていいのか、という意見があるのかもしれないのだが、わしは、そこの団体にどっぷりつき合うほどの覚悟がないので、それぐらいのおつきあいで勘弁してもらいたいなんて思っちゃったりするのだった。ハチドリのひとしずくじゃないけど、自分の中でここら辺まで関わってもいいかな、という線はあるのですよってことで。
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