ザクリを倒そうと森を進むガンバたちだが、その罠にはまってしまう。ようやく逃れた時、ボーボがイェナの匂いを嗅ぎつけ、クリークらリスたちと再会するが、ガンバたちが行動を起こしたことへの報復にザクリに殺された2匹のリスの葬儀の最中であった。軽率な行動が仲間を殺した、とリスに罵られ、返す言葉もないガンバたちは、筏を組み、今度こそ島を出ていこうとする。しかし、イェナに別れを告げるために森に向かったボーボは、ザクリに襲われ、イェナをさらわれてしまう。イェナを探しに来てガンバたちと会ったクリークはそのことを知っても、なおザクリの怒りが収まるのを待とうとするが、とうとう業を煮やしたガンバたちはザクリを戦うことを決意、森に向かった時に同じ方向を目指すクリークと出会い、彼の本心がイェナ救出にあることを知るが、それは他のリスたちも同じ気持ちであった。
ボーボ、というか7匹の緊張感のなさが際立つ今回。
ザクリと戦おうとして一度は罠にはめられ、リスたちと再会したら、仲間が殺されたのは君たちのせいだと言われてうなだれるガンバたち。しかもクリーク曰く「僕たちはザクリの冬の食糧なんだ」なんてショッキングな台詞を言われて、さすがにそれでもザクリと戦おうと言えず、島を出ることを決意。その最中にイェナに会いたがるボーボってさ、お別れの言葉を言いたいだけなんだろうけど、緊張感ゼロだよね。ちゅうか、さっき兄貴に「僕たちはザクリの〜」と言われて、その立場にあるイェナに「イェナちゃ〜ん」ってどの面下げて会いに行こうってのか、この馬鹿たれ。
しかも見送るガンバたちも呑気。ボーボが初めて恋をしたんだからお別れぐらいって、あーた、自分たちは安全(と言ってもいちおう、ノロイ島へ向かおうとしているわけではあるが)なところへひとまず逃れようってのに、この冬、ザクリの餌になるかもしれないイェナが、リスがどんな気持ちでそのネズミを見送るのか考えてねーよ、こいつら。
しかし、イェナの緊張感のなさもクリークのそれに比べるとなかなか。ボーボに再会して呑気にデートとは、なかなかのぼけっぷりではないか。森の中にはザクリがいる、最近ザクリに2匹の仲間が殺された、という厳しい状況の中、食糧を集めるのもなんか呑気だし、隠れ家を移すほどの事態ならば、もう少しそういう雰囲気があってもよかったんじゃねーの?
ザクリはノロイにも匹敵する存在であると思うのだが(描き方の不気味さといい、冷酷さといい、大きさとか強さとかいい。ただし、ノロイが手下を連れているのに対しザクリは1匹というのが致命的かもしれない)、前哨戦にしてはちと緊張感がなさすぎるような。
ちゅうか、ボーボ主役にした時点でそんなもん、あり得ないと思えっちゅうか。
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