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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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Episode 5 真実のバシュタール! 過ぎ去りし少年のあの日々…

幻夜に人質にとられた大作は熱にうなされ、父の夢を見ていた。2年前、BF団の命令でGRシリーズ3体を造りながら、土壇場になって裏切り、そのために殺された父の夢を。「幸せは不幸なしには得られないのか。未来は犠牲なしにはつかめないのか」そう言って、最強のロボット、ジャイアントロボを大作に託し、息を引き取った父。大作を追う眩惑のセルバンテス、大作を庇う村雨健二、不慣れながらロボを操縦した大作は、セルバンテスの操るGR-2を楽々破壊しただけでなく、BF団の基地さえも破壊してしまったロボの破壊力を知る。父の問うた答えはまだ見つからない。けれど大作は父との約束を守るために今日もロボと戦場に赴く。大作とは別の地点に墜落した銀鈴と鉄牛は、サンプルを持ち、幻夜の指定したヒマラヤトンネルに現れる。戴宗と楊志を失い、鉄牛は気づく。なぜ、自分が大作を見ていていらだったのか、なぜ、みんなが命をかけて大作を守ろうとするのか。それは遠い記憶、BF団のエージェントだった父をその手であやめた自分、コエンシャクに刺され、幻夜に撃たれても前進を止めない鉄牛は「これからは俺が守ってやる」と深い後悔と決意を示すも、銀鈴の目の前でBF団のロボットに押しつぶされてしまう。そして、幻夜、エマニュエル=フォン=フォーグラーの口から語られる、バシュタールの惨劇の真実、それは銀鈴ことファルメール=フォン=フォーグラーと呉学人が心の中に秘めてきた悲しい話だった。世間ではフォーグラー博士が引き起こしたと信じられているバシュタールの惨劇は、実は功を焦ったシズマ博士らが先走ったことだったのだ。そして幻夜の話には銀鈴も知らない続きがあった。銀鈴同様、テレポートで生き延びたフォーグラー親子は、そのままバシュタールの地に隠れ住んだ。放心し、廃人同様の姿となった父を見つめるしかできなかったエマニュエルは、ある日、シズマドライブの成功を知り、持ち帰る。だが、それを見た博士は半狂乱となり、独りで実験室にこもってしまい、出てきた時には3本のサンプルを完成させて、息子に「シズマを止めろ」とだけ言い残して事切れてしまったと。兄の行動が父の遺志と知り、動揺する銀鈴、だが、大作は「銀鈴さんのお父さんがそんなことをするはずがない」と言って幻夜に襲いかかり、逃げ出した銀鈴を助けるべくロボを呼ぶ。圧倒的な力でBF団のロボットを粉砕するジャイアントロボ。その場から逃れた幻夜をアルベルトが「私怨でBF団を動かしたか」と詰め寄るが、鉄牛に倒されたはずのコエンシャクが甦り、幻夜はアルベルトに銃口を向ける。

アルベルト・ファン、絶叫の回。単に大物、十傑衆なだけじゃなく、銀鈴のテレポートに狼狽えたり、一清道人の幻術に引っかかったりする小物っぽさもアルベルトの魅力。格好いいだけの親父じゃない、しかも秋元ぼいすですよ、奥さん! 終盤の復活ぶりと言ったら、狂喜乱舞の悲鳴を上げても足りないぐらいでしたわ。しかし小物っぷりも格好いいのがアルベルトだ。
しかし、今回の一押しはやはりなんといっても鉄牛に尽きる。飯塚昭三さんのEpisode 4に勝る熱演が熱い。もう鉄牛乗り移ったとしか思えん、血を吐くような叫びが最高だ! 幻夜の足止めをして、大作を奪い返す、も失敗、コエンシャクにいきなりぐっさり、で倒れた、かと思ったら復活して、コエンシャク一撃、その刀を奪い、腹から血をしたたらせながら、大作に語りかける鉄牛。Episode 1で伏線はあったものの、なにしろ、行動が子どもっぽかった鉄牛が、大作を通して見ていたかつての自分、その悲しみ、「こんな大人にだけはなっちゃいけねぇ」(´Д⊂ヽ
しかし悲しいと言ったら、この回はそんなエピソードが満載。いまわの際に幼い我が子にロボを託す草間博士。村雨が止めるのだ。「我が子にそんな重荷を背負わせるのか」と言って。正論だ、村雨健二。あんたの言ってることは正しい。でも「時間がない」と息子に託す、最強のロボット。そして重い問いかけを残して絶命とは、デニム・パパも真っ青な重さだ(16歳ぐらいの息子に「礎になれ」と言い残して死んでいく「タクティクス・オウガ」でも名場面の1つ)! しかもここの音楽がいいのに、Amazonだと手に入らないんだよ、Episode 5とEpisode 7の音楽集は! フェニックスで通販できるので、早く買え、ぢぶん。
さらに幻夜ことエマニュエルの語る、バシュタールの惨劇を生き延びた父と過ごした最後の時間。ここの演出、すごいと思った。バシュタールの惨劇時に必ずかかるBGMが、今回は編曲で流れるわけであるが、シズマドライブを一目見て、半狂乱となり、実験室に閉じ籠もってしまった父の姿に「待つしかできなかった」エマニュエル。その孤独。彼はその時に世界に対する怨みを切々と育てていたに違いない。父を破壊者と罵る世界、本当ならば責められるべき人間が責められないどころか賞賛されている世界への深い、絶望的な怨みを育てる少年、その姿の痛々しさを盛り上げる音楽。しかもやっと父が現れた時には「このままにしてはいけない。シズマを止めろ」と言い残して死んでしまう。これではあまりにエマニュエルが気の毒だってもんだ。しかも、今回は大作を人質に取った幻夜だが、大作が熱にうなされ、幻夜を父と間違えると、そっとつかまれた手に手を添える優しさ。この二人の境遇は似ている。「世界の破壊者」フォーグラー博士を父に持つ幻夜と、ジャイアントロボを造り上げるも、直前になってBF団を裏切り、殺されてしまった父を持つ大作と。ところが二人の父に対する思いは最後で見事に逆転する。その皮肉。しかもここで大作は「銀鈴さんのお父さんがそんなことするわけないじゃないか」とフォーグラー博士にさえ信頼を寄せようとする。自らの憎しみで父の思いを塗りつぶした幻夜とは対照的に。その無垢な信頼。やっぱね〜、それがあったからこそ、銀鈴は父を信じようとしたんじゃないだろうか。この時には心が揺れ動き、村雨らにスリープさせられてしまったけど、「私もお父さまを信じているの」と言い切った銀鈴の澄みきった笑顔は、すぐ後に待っている悲劇のためにより痛々しくもあり。でも、銀鈴が最後の最後で信じたからこそ、本当の悲劇、フォーグラー博士以外の誰も気づかなかった悲劇を防ぎ得た。その伏線は、やはりこの回の大作が寄せた信頼にあったんじゃないかな〜と思った。
そうでなくてもネットでささやかれる「ジャイアントロボも大作もいらね説」にたきがは、異議を唱えるものである。ジャイアントロボがいて、ロボットがいるから、超人たちが引き立つんですよ! でもロボは最強のロボットなんだから、やっぱり最後の決めはロボがやるんですよ!
今回、ラスト、大作の呼び出しに応えて雪の中から現れるロボはやはり格好いい! 大作の信頼に応えるべく、飛び出すロボはいい!

全7話のエピソード中、どれが好きかと言われても甲乙つけがたいのであるが、やはり後から見た回は「こっちのいいかなぁ」とか思わされてしまって、要するにいま見てるのがいちばん好きだったりする。しかし、今回の鉄牛のシーンはいいなぁと思った。

次回、豪華絢爛に十傑衆が全員登場。なんて豪華なんだ。やたらに脇役がいればいいってもんじゃないんだぞ〜 この惜しみないアイディアの投入、今川監督ってだから好きさ。

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