わしは願う。科学が常に犠牲を生み出すのなら、その科学でそれを食い止めることはできないだろうか。フォーグラー博士好っきやな〜 やはり「明日への扉」の1シーンにはつい、涙が。悲劇の科学者フランケン=フォン=フォーグラー。その限りない愛情と、人類と科学に寄せる熱い心、しかし、希望にあふれまくったこのシーンとは裏腹に、彼ら一家が悲劇的な最期をたどったことはわしらは知っているのです。だからこそ、親として、人として、世界を思い、子どもたちを思い、希望を託そうとするフォーグラー博士の姿は、Episode 5での変わりようも見ているだけに、より涙を誘うのでありましょう。
しかし悲しいかな、フォーグラー博士の死に立ち会ったのはエマニュエルただ一人。誰も博士の真意を知ることなく、息子でさえ復讐であると信じてしまった悲劇。娘でさえ、最期にはサンプルを打ち壊そうとしてしまった悲劇。
ならば、何で大作はあんなにも博士を信じることができたのか、と思ってますと、これが実は「銀鈴さんのお父さんだから」の一点につきます。すげーぜ、大作。こういうところが村雨あたりに「子どもだな」と笑われるんでありましょうが、なんちゅうかな、Episode 6にて村雨と問答していた時に、「僕のお父さんがそんなことするはずがないじゃないですか!」って即座に否定しちゃうのと似てますね、構造的に。
きっと大作は、周りのみんなに、北京支部のみんなにそういう信頼を寄せたんじゃないでしょうか。戴宗さんだから、楊志さんだから、一清さんだから、銀鈴さんだから信じられるって信頼を寄せていたんじゃないでしょうか(鉄牛だけ例外)。だから、みんなが大作を守らなきゃって気になったんだろうし、守ったんだろうし、そう考えると大作がうまいとも言えますが、たぶん、そういうことは意識してないよ。
さて、Episode 5 & Episode 6といえば、なんちゅうても豪華絢爛、十傑集の揃い踏みだ! セルバンテスだけEpisode 5の登場ですが、改めて、いいよな、眩惑の。「わたしは君が好きだったんだがねぇ」と言いながら、笑って銃を向けるセルバンテスさん、最高っす。あと、どー考えても物理的に立てないGR2の角の上に立って高笑いしてるセルバンテスさん、ナイスすぎっす。登場シーン、10分もないと思いますが、なんちゅうインパクトだ、セルバンテス。
Episode 6では残る十傑集も勢揃い。
むぅ、ますますわからなくなってしまったぞ、アルベルトちゅう樊瑞の台詞は、もはや常套。わかんない時についつぶやいてみる。
十常寺、大塚周夫さんの声もさることながら、そのわけわかめな台詞廻しが最高っす。いや、もっと活躍してほしかったな〜
残月、「地球の燃え尽きる日」の方では衝撃の正体が明らかになってますが、こっちの残月はもうちっとスマートだよね。何で背広、何で四角い帽子? 何で覆面? とか謎はいろいろありますが、その力の片鱗も見せてくれなかった残念なお方。でも公式19歳って設定なのに、リーダーの樊瑞とため口ってところがナイス。
幽鬼、身体の中にちょうちょを飼ってるのはいいんですが、自分もちょうちょ? 人間不信とか言ってましたが、けっこうしゃべってたのは、十傑集の中ではもう大丈夫ってことなのかな?
激動のじいさま、樊瑞と並んで紳士然としてるところが好きなんすよ。あと、「その気になれば、突破は簡単、樊瑞がそう言わなかったかな」とか言っちゃうところ。で、じいさまなのに、タコに乗ってるアグレッシブさもナイス。
樊瑞はもう石田太郎ボイスにつきますな! サニーちゃんの保護者ってのもいい。「衝撃のアルベルト、生きておったか!」って嬉しそうなところも最高っす。実は一清の兄弟子で、世に思うところがあってBF団に、という設定が、なんともぞくぞくするんです。
レッドと
ヒィッツカラルドは語ったんで飛ばして、怒鬼なんですが、しゃべらないからね、よくわからんのですよ。血風連は私兵っていうんだけど、孔明の言うことも聞くみたいだし、今後に期待ですか〜? そういや、「燃え尽きる日」でもしゃべってなかったよな?
さて、いよいよラストとなりました。このまま、とりとめもなく、最後までいく所存。1枚ずつ見るとあっという間だな〜。でも、1エピソードずつ見ても、あっという間なんすよ。あっという間にこの物語を見ることのできる幸せを噛みしめたいものです。
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