「素足のGinRei」以後、レビューしとらんかったなぁと思って、まぁ、レビューするのもばかばかおかしい話ですが、相変わらず好きなようにおばかとーくをします。
飯田馬之介監督。
ジャイアントロボが封印されてしまった。そのショックで大作は国際警察機構を抜けるが、そこへ幻夜がスカウトにやってくる。ロボットを動かせるという甘いささやきに、大作はBF団、すなわちブルーフラワー団のエージェントとなって国際警察機構に牙をむく。もう1つのGRとは? エキスパートたちの弱点とは? そして、大作は国際警察機構に戻ってこれるのか?!
ええ、こういうパロディものが嫌いでなく、「ジャイアントロボ」本編を楽しんだ人ならば、腹を抱えて笑えること請け合いです。なんで、粗筋も手短にいってみよう。読むより、見た方が早いです。ぜひ、このばかばかしさを楽しんでください。
冒頭、封印されるジャイアントロボからして笑いました。Episode 6でもロボの封印はあったけど、こっちはお札貼ってんだよね。
しかし、どっちかというと、ロボの封印より、大作から操縦機取り上げた方がよほど実用的だと思うぞ、とEpisode 6のレビューの時に書いたら、こっちではちゃんと取り上げられてましたね。
日焼けの痕が残ってるのがらぶりー。大作って風呂はいる時以外は外してなさそうだ。Episode 6での冒頭でも寝間着姿だったけど、してたはずだし(DVDがないんで確認できんですが、ロボに鎖巻くより大作の操縦機取り上げるのが先だろうと突っ込んだ覚えがあるんで、してたはず)。
で、1回見ただけだとわかりにくいのが、GinReiロボとの戦いと交互に挟まれるこの宴会シーン。大作の「ぼく、ほんとは29歳なんです。子どもも一人いるんです」に引くエキスパートの面々。「静かなる中条」今回は全然静かじゃないっす。
たいがいどのキャラも本編以上にぶっとんでる本作(一見、本編と変わらなさそうな戴宗、鉄牛、楊志もチャイナ着てるし。一清道人は頭にでかいこぶ作ってるし。中条長官と呉先生はおほもだちってるし。アルベルトとイワンはハミングしちゃうし)だが、いちばんイメージが変わってるのが幻夜だと思う。やはり、本編の幻夜はラストがあるのでどうしても悲劇的なんだけど、本作の幻夜、いいっす。初登場から青い薔薇持ってるし、大作を勧誘する時なんか小指立てちゃう。可愛いよ、幻夜。
さらに、アルベルトの梅サワーをアンチ・シズマドライブと勘違いしてる幻夜。酔って勘違いか、一応、本編とつなげてみただけか? 投光器持ってるコ・エンシャクが笑える。
で、Episode 1のみ登場(たしか)のエキスパート用通信機、戴宗がひょうたんのキャップ、鉄牛が腕輪のとげ、銀鈴が指輪、さらに初登場の楊志が棒の先っぽまではいいと思うんだが、一清道人、数珠。
廻るよ、この光。どう考えても隠密行動に向いてない。しかし、Episode 2でこの数珠を通った楊志(ということはかなり大きいんだが、素材は何でできているのか? 光るから光ファイバーとか入ってんのか? かなり重そうだが、一清道人てエキスパートの中じゃ小柄なんだよな〜)をアルベルトの周りにいっぱい出したりした、呪術に使うアイテムらしいが、通信機も兼ねていたとはね〜。
しかし、もっと目立つのはけ〜ん。
中条長官、目が悪くなりそう。しかも両眼光る。サングラスの意味がないじゃないか。「早く止めてくれ」と呉先生に言ってたのもそこらへんもあるか。
崩されるのは十傑集の皆さんも同じ。ちゅうか、コーンかぶったまま、乾杯はなかろ。
しかし、この中身を想像してみるのは楽しい。えんがちょされてるのは独断と偏見で素晴らしきヒィッツカラルド。十傑集でいちばん下っ端らしいし、あの猟奇的な指ぱっちんは、人徳なさそうだ。
問題は残りの4人。ヒィッツカラルドを殺したマスク・ザ・レッドは決定。
レッドと仲良さそうな怒鬼はキャラクター的にやりそうにないのだが、入れておいてもいいかも。
激動のカワラザキはやりそうにないのでパス。
同じく混世魔王樊瑞もやらなかろうもん。
アルベルトも顔が出てるんで、だめ。
で、この時点で眩惑のセルバンテスはいないはずなのでパス。キャラクター的にはやりそうなんだけど。しかし、10人揃ってるんだが、最後の一人は誰がかぶってんの? ビッグファイアは寝てるし、イワンと幻夜も顔出てるし…。B級エージェントのQちゃんか? サニーちゃん、ではないよなぁ。未成年だし。
で残りは命の鐘の十常寺、白昼の残月、暮れなずむ幽鬼、のうち2人。
幽鬼は人間不信でカワラザキのじいさまと一緒なんで、やってないかも。でも1人がじいさまならありか。
となると、十常寺と残月…。
で、大作が隣でやってるBF団の宴会に乱入したのが(おそらく)きっかけで、お約束、飲み比べを始める戴宗とコ・エンシャク。
戴宗を応援してるアルベルトがいいですね〜。やはりEpisode 4とLast Episodeの「未練だぜ」「なぁ、戴宗」を彷彿とさせます。
で、宴会シーンから切り替わって盗まれたGinReiロボのワンマンショー、ならぬ攻撃が始まろうとするその時、GinReiロボの識別は戦闘チャイナだっちゅうんで、これだよ。
こんなシーンをキャプチャーするとはほんとに大作ファンかと言われそうですが、なんか「素足のGinRei」の偽銀鈴ばりの表情と、ヒロインさえぱんちらしてないのにぱんちらしてるのと、なぜか靴下は大作のまんまなのが笑える。しかも銀鈴と同じ手袋に、小指立ってんだよーッ!
しかしこんなところで笑い死ぬにはまだ早い。誰が発案者だ「全員チャイナ惑乱作戦(と言った時の戴宗のCVの若本さんがすごく楽しそうに聞こえたのは耳が腐ってるんでしょーか)」
鉄牛、可愛いよ、鉄牛。楊志の姐さんも顔を赤くしてるのは、ふだん、こういうかっこうしないからでしょう。実は誰よりも呉先生が似合ってるので、発案者は呉先生か、戴宗だろーな。しかし、みんな、ぱんちらはしない(いや、しなくていい)。と思ったら、吹っ飛ばされるシーンで戴宗と一清道人、ぱんちら。しかも二人ともハイヒールまではいてる。根性入ってるなぁ。
でも、このシーン見た時に、このDVD買ってよかったなぁとしみじみ思いました(しみじみするシーンじゃないけど)。
で、本作では小川真司(幻夜)さんを初めとして、声優さんがわりとはしゃいでいる印象なんですが、家弓家正(中条長官)さんはあんまり本編と変わらない感じなんす。でも、長官も見たかったんだね、ちゅう1シーン。
国際警察機構、女性入れた方がいいと思われ。今回は銀鈴だけじゃなく楊志もいるけど、飲み屋のばあちゃんも貴重な女性キャラだもんなぁ。
で、本編以上に重傷を負ったエキスパートの皆さん。
戴宗や鉄牛なんて、どー考えてもアルベルトやコ・エンシャクのが強敵だと思うのだが、やはりエキスパートは銀鈴にかなわんちゅうことか。
で、今度は鉄人ならぬじんてつに乗って出撃した大作。チェックのジャケットは金田正太郎のもの、「鉄人28号 白昼の残月」でもちゃんと着てました。
じんてつのパワーアップぼたん。
こういうわかりやすいギャグは好きだ。3段階にパワーアップできるということか? でもいきなり赤ということは、変身したGinReiロボを強敵だと認めたか、草間大作。そういう問題か、たきがは。
で、ロボット同士の対戦は置いておいて(じんてつの顔が鉄人ぽいとか、デザインが石川賢だとか、また突っ込みどころはいろいろあるけど、ロボットよりもキャラクターのばかばかしさに勝るものじゃないもんで。ロボ封印されてるし)、最後はお約束。可愛いよ、鉄牛。
いやぁ、ほんとにこういうところ好き。もうね、鉄牛って北京支部じゃ随一の体格の良さを誇ってるじゃないですか。仲間のために身体張ってるんだろうなぁって。「俺は馬鹿だから、こんなことしかできねぇ」とか言って(本編にもそういう台詞はありませんが、鉄牛はどっちかと言うと頭脳派じゃないわけですし)、戴宗や楊志(楊志は鉄牛ばりの体格の持ち主ではあるが)や一清道人や銀鈴や、それに大作を庇ってくれてるんだろうなぁって、そういう鉄牛好きですねぇ。
もちろん、たきがはは素直に泣いて「ごめんなさい」と謝れる大作も好きなわけです。
で、個人的に本作でいちばん格好いいのはイワンだと思うんすよね。ピアノ弾いたり、バーテンだったり、ハーモニカまで吹いちゃう。しかも「さ、アルベルトさま」ときたもんだ。いいよね、イワン。すごくおしゃれだよね。
「うむ」って何が始まるのかと思いました。このハミング、うちにあるCDに入ってない。入ってるサントラがあったら、それだけで金払う価値はあると思うんだがな〜。
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