バベルの籠城 第１０話

今回は１０年前の話が片付いたので、新たな展開へのプロローグって感じです。

そして、ついに新たな十傑衆が頼もしい味方として参戦してきました。わしの好きな激動たるカワラザキです。ｷﾀﾜｧ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ﾟ･* !!!!!

なんか、いろいろな漫画がいきなり最終回とかなってるんですが、わしは基本、「ジャイアントロボ」が載ってればいいです。

例によって続きは下へ。 表紙は仲良く、ロボ、大作、ヒィッツカラルド、鉄牛、銀玲です。まさか国際警察連合とBF団の共闘を見ようとは、１０年前は遠くなりにけり、って感じですかねぇ。OVAに比べるとけっこう改変の多かった国際警察連合の皆さんですが、ようやく登場した鉄牛と銀玲はあんまり変わってない感じ。鉄牛は相変わらず単純バカだし、銀玲は変わらず凛々しく、OVAのように「実は世界の破壊者フォーグラー博士の娘」なんて設定もないせいか、どっちかというとスピンオフの「銀鈴」シリーズに近い感じで溌剌とした良い娘さんです。このまま幸せになってほしいわ、彼女にはせめて。お銀ちゃんも、今頃はカナーリの牢獄で元気でやっているんだろうか…？

さて、今回は緊迫したシーンからスタート。相変わらず古風な格好の騎馬隊に追われる男一人。えーと、この人は、例によって横山漫画の登場人物の一人なんでしょうか？　わし、あんまり詳しくないんですが。騎馬隊の台詞から、この人物がBF団の生き残りとわかります。身を潜めたつもりでしたが、突然、空中に浮かび上がらせられてしまい、ページをめくると巨大な黒い球体が出現。男の台詞から、BF団の球体兵器「ラー」とわかります。「ラー」といえば、「マーズ」だったかの最終兵器だったような気がするんですが、未読なんでわかりません。まぁ、名前もない下っ端（そういえば、OVAだとBF団の下っ端は全員Qちゃんだったはずなんですが、生き残りに必死のBF団には、そういうルールは適用されないってことで）も知ってるぐらいの有名兵器なんでしょうが、今は彼を殺すことに使われてしまいます。追っ手に見つかり、せめて１人だけでも道連れにしようとしますが、ラーから放たれた電撃で彼だけ殺されてしまい、追っ手の騎馬兵が無線で報告を入れています。

どうやら、場所はカラコルムだったようで、同じような報告を世界中から受け取るライセ。どうもこの場所、OVAで十傑集が揃っていた部屋にも似ていますが、ライセの本拠地はヒマラヤだったはずなんで、きっとこういう仕掛けが世界征服を企む皆さんにはやりやすいんでしょう（適当）。
さて、世界中からBF団壊滅の知らせを受けるライセ。「これで良い」とほくそ笑みます。うーむ、ヨミ様は、こうやって世界征服に一生懸命なところがかわいくていいですねv

ところが、そのライセにもたった１つ目障りなものがありまして、当然、我らがジャイアントロボと草間大作です。
どうやら、ロボと大作、遅ればせながらカラコルムに到着して、ラーを破壊した模様。

怒ったライセは大作の抹殺を命じますが、前回、明らかにされた絶対防御「万里の壁」で、並の武器は効きません。
その上、銀玲、鉄牛が攻撃に転じれば、ミサイル何発出されても、ヒィッツカラルドの指ぱっちんが一撃のもとに切り裂いてしまいます。でもヒィッツさん、「残念だが」って、隙あらば、大作の命も奪いかねない勢いです。まぁ、命令したのがビッグ・ファイア様とあっては、そんな気はさらさらないんでしょうけど。
そしてヒマラヤの下っ端連中にも「十傑衆」とわかるぐらいなんで、まぁ、ライセの暗殺指令のトップぐらいには載ってそうですネ。

ところがライセ、「だが勝つのはこちらだ」とほくそ笑み、ロボが壊したラーから無数の部品が発射されました。鉄牛が言うには「こいつら部品で生きていやがる！！」んだそうです。ライセが動かしているんだろうけどね。合体した部品はとげとげの球体に転じ、ロボに襲いかかりました。
その上、そのままドロドロに溶け出してしまいます。ライセ、「そのまま溶け落ちろ！！」とこう笑しますが、ロボの背に立ち、ドロドロの物質を持ち上げた人物がいました。

白いお髭がだんでぃな激動のカワラザキ、その人です。ｷﾀﾜｧ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ﾟ･* !!!!!
大作、「十傑衆カワラザキ！！」って言ってますが、ここはちゃんと「激動たるカワラザキ」ってフルネームで紹介してほしいんだわぁ。そしていきなり「おまえ」呼ばわりの大作をなにげにたしなめる爺様。いいわぁ、この余裕。
わしはOVAでは、鬼畜なヒィッツさんと、温厚（そう）なカワラザキのじいさまはあんまり仲が良くないんじゃないかと思っていたんですが、こっちのヒィッツさんは割と紳士なんで、そういう不仲説はないらしく（まぁ、OVAの時も勝手に思ってただけなんだけど、たとえば「鉄腕GinRei」なんかでエンガチョされた十傑衆（全員、コーン頭なんで見分けがつくのは顔を出してるアルベルトだけ）はきっとヒィッツさんじゃないかと思ったわけなんで、OVAのヒィッツさんは、この漫画のヒィッツさんみたいに忠義溢れる強者じゃなくて、辺り構わず切り裂くおされな変態さんだったので、エンガチョされるとしたら、きっとヒィッツさんだろうなと思ったわけなのだった。で、エンガチョしてるのが残りの十傑集の皆さんだろうなと）、「いきなりいい所だけ持っていくたあ　爺様も相変わらず人が悪い」なんてヒィッツさんが笑ってるところを見ると、この漫画の十傑衆の皆さんはそんなに不仲ではないようなのでした。

しかし、ライセが言うとおり、「いくらテレキネシスでもその熱は防げまい！！」なわけで、爺様、大作に「早くなんとかせい！！」と命じます。と言っても、爺様はビッグ・ファイア様を除くと、BF団で最強のテレキネシスの持ち主って設定なんですよ。

ま、なんとかしろと言われても、やるのはロボなんで、軽々と投げ飛ばしちゃうロボ。みんなで仲良く、ロボの手の上です。うわぁぁ、夢のような展開だよ、これ。
ライセは激怒しちゃってますが、ま、それは次回以降のお楽しみ。

戦い済んで陽が暮れて、大作たちは野宿します。何の肉を焼いているのだろう、これは？

ライセがBF団のラーを使ったことを嘆く爺様とヒィッツ。どうもライセは「バベルの塔」に埋まっていたBF団の武器を好き勝手に使っているらしく、そのせいもあって、BF団は全滅間近らしいです。

ご飯を食べながら、鉄牛、「まさか俺たちがBF団…　しかも十傑衆と一緒するとはな！」と言ってますが、またヒィッツさんに怒られちゃいました。この軽さ、OVAだと前半の鉄牛ですな。うーむ、いつか、兄貴な鉄牛が見たいものだが、戴宗の兄貴もいないし、そのつながりも書かれてないんで、難しいかもしれませんなぁ。しょんぼり…
まぁ、こうやってすぐに指ぱっちんしたがるのが、OVAの鬼畜な変態さんの名残というか、ヒィッツさんらしいというか。爺様に止められてますけど。本当ならば、そういう鉄牛の軽口を怒るのは銀玲の役目だったりするのかもしれませんが、「ライセと戦うのにいがみ合っている場合じゃない」とため息モードです。

しかし、大作、「大丈夫　僕に考えがある」と自信たっぷりに言い切りました。４人とも「？」ですが、大作、戦力を補充しに梁山泊へ行こうと言い出します。おや、第１話で鉄牛と銀玲が「梁山泊は肩身が狭い」的なことを言っていたかと思うんですが、大作に何か心当たりがあるんでしょうか？　まさか、サリーちゃんをそこに置いてきたか？　しかし１０年も経って、さすがの彼女も妙齢な女性になっていると思うんですが…　銀玲とのダブル・ヒロインでもうれしいけど。いよいよきれいな九大天王が登場するフラグなのか？

次回から、新たな展開ですね。そして、残りの十傑衆の皆さんも速やかに登場するといいです。特に血風連を使うだけで能力を垣間見せてもいない怒鬼とか、使い方によっては最強だと思ってた十常寺とか、早く出てきてほしいです〜vv

• ジャイアントロボ
• CM(1)
• 2012/01/22 Sun.