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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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伊東柱

宋友惠(ソン=ウヘ)著。伊吹郷訳。筑摩書房刊。

「空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~」で知った詩人の伊東柱(ユン=ドンジュ)さんの評伝です。興味を持ったのは例によって日本の植民地時代に治安維持法で検挙され、獄死したという経歴がありまして、片っ端から気づいたら読むようにしています。
副題も「青春の詩人」となっています。

写真を拝見すると温厚そうな文学青年という感じで治安維持法に検挙されるような方には思えないのですがさにあらず、そこが治安維持法の恐ろしいところで、疑わしきは罰するという精神で怪しい奴は片っ端から引っ張っていったというのが真相。まぁ、強いて言えば、朝鮮人が自国語を使っていただけで逮捕されてしまう時代だったというわけで、さらに特高にとっては伊東柱さんの従兄弟の宋夢奎(ソン=モンギュ)さんが要視察人だったことで、彼とつき合いの深い伊東柱さんやもう一人の高煕旭(コ=フィウク)さんと一緒に逮捕されてしまったとも考えられるわけです。
この言語の統制という発想は、唯一の地上戦となった沖縄でも方言を話す者を厳重に罰したとか聞いたので、とかく日本政府が関心が高かったんでしょう。

原著はもっと厚いのをかなりまとめたというので、特に逮捕されてからがあっさりした感があります。

あと、逮捕されたきっかけは伊東柱さん本人よりも宋夢奎さんの方にあったので、そちらにもスポットの当たったのが読みたいなぁと思いました。

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