監督:チェ=スンホ
見たところ:桜坂劇場
韓国、2017年
2008年から2017年まで韓国の権力の座にあったイ=ミョンバクとパク=クネ2人の大統領の保守政権によって、いかにKBSやYTN、MBCといった公共放送に弾圧が加えられていったかを綴ったドキュメンタリーです。
2017年に起きたセウォル号の沈没と、チェ=スンシルによる権力の私物化などによってパク=クネは逮捕され、今も裁判が続いていますが、こうやってメディアを統制しようとする政府は、大日本帝国の大本営などを見るまでもなく、必ず崩壊の一途をたどるのは歴史の教訓と言えます。まぁ、そこにちっとも学ぼうとしないのが日本の現政権なわけですけど、一億総右翼化してきた現在、日本の状況はたとえ安倍晋三が退陣したとしてもお先真っ暗な感が漂ってまして、そこは新自由主義のムン=ジェイン率いる韓国も似たような状況であることは言うまでもありません。
何にせよ、韓国も日本もお寒い状況であることに違いはないのですが、ただ、それでも、わしが思ったのは日本は韓国に一歩も二歩も遅れているということです。それだけは間違いない。
東京での観客動員はどうだったのか知りませんが、マスコミの偏向報道は身にしみているせいか、沖縄での客の入りはまずまずの感がありました。
そんなことを思いながら映画館を後にしました。
どうでもいいけど、公開中の映画の予告を流すのは反則だろ。志の輔うざい。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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