3回目の視聴なんですけど、凄まじい量の勘違い&忘却がありまして、我ながら頭を抱えるレベルでした。
1.「何者だ」と誰何されて「ウォン=フェイフォン」と格好良く応えるのはドニー=イェン演ずる提督にじゃなくて白蓮教主のクン大師だった。
2.「
機動武闘伝Gガンダム 第38話」にてマスター・アジアが使った布棒術はウォン師匠ではなくて提督が使った。
3.そもそも初見でフー、イー叔母の記憶が皆無。
と、我ながら、ベスト10に上げたくせに、どこを見ていたんだかな体たらくでした。
しかし、この話、前作から引き続いて見るとフーのお馬鹿さん&空気読まない&いけずうずうしいが揃っちゃって、フーの役立たずっぷりがイラッとする展開でした。トンさんの犠牲もフーのせいだし…
まぁ、トンさんも白蓮教徒の本拠地で、侵入したウォン師匠と自分を「殺せ」と連呼する白蓮教徒たちに軽く絶望しちゃって、「こんな国で革命なんか起こせるわけないじゃん(意訳)」と孫文の同志とは思えないような弱気な発言をしていたりしたのですが、ラスト、ウォン師匠とフーを庇って銃弾を受けたのは明らかにその前にフーの勘違い撃たれた発言のせいだし、そもそもフーが言われたとおりに名簿(革命同志の名簿で清朝政府に渡ると仲間の命が危ない)を取ってこなかったせいだし、フーのちょっと役立たず&足の引っ張り方が酷かったです。まだ前作のが頑張ってました。まぁ、イー叔母への横恋慕と思い込みも相変わらずなんですが。イー叔母はウォン師匠への当てつけにフーに接近してるのだと気づけよ。
あと、イー叔母も初っぱなで広州に着いた途端に子どもたち(ただの町民ではなくて白蓮教徒だったりしますが)に「外国人は殺せ」呼ばわりをされて、なんか赤い液体をぶっかけられているのに、白蓮教徒が電信庁を襲ったと聞いて、写真撮影に行くとか、緊張感のなさもイラッとしました。そのせいでウォン師匠に白蓮教徒が喧嘩を売ることになるんですけど、もうちょっと扱い考えてよって感じで荒っぽいシナリオなのは前作と変わりないと思いました。
ただ、ウォン師匠対提督は前哨戦もありで、見応えがあり、ウォン師匠の格好良さには惚れ惚れします。人間的に、ちょっとけつの穴の狭いところもありましたけど…(前作のがそういうところは少なかったので)
相変わらずキャストの確認をしていないんですが、総督は前作のイム師匠で、白蓮教徒の、初っぱなで出てきた幹部は「少林寺」の兄弟子(確か酔拳をこなした人)の一人じゃなかったかと思ったんですが、どうだったんでしょう。
そういや、次作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇」は原題だと「獅王双覇」だったんですけど、なぜ変えたんじゃ〜!!!
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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