監督:野村芳太郎
原作:横溝正史
音楽:芥川也寸志
脚本:橋本忍
出演:金田一耕助(渥美清)、寺田・多治見辰弥(萩原健一)、森美弥子(小川真由美)、多治見要蔵・久弥(山崎努・二役)、井川鶴子(中野良子)、井川丑松(加藤嘉)、多治見春代(山本陽子)、多治見小竹(市原悦子)、工藤校長(下條正巳)、諏訪弁護士(大滝秀治)、磯川警部(花沢徳衛)、尼子義孝(夏八木勲)、落ち武者(田中邦衛、稲葉義男)、庄左衛門(橋本功)、ほか
1977年、日本
たきがはのいちばん好きな金田一物です。原作は未読。金田一耕助が「寅さん」シリーズで有名な渥美清氏のため、賛否両論あるかな〜と思いますが、正直、この世界観にどっぷりひたってしまうと、元来が狂言回しの金田一さんですので、あんまり気にならず、むしろこの人の映画歴を思うと「寅さん」に限定するのはむしろ気の毒な感じで、「拝啓天皇陛下様」みたいな映画を思うと、もっといろんな役をやってほしかったなぁという気もします。
どっちかというと、空気(最後は謎解きするんですが)みたいな金田一さんはどうでもよくて、真犯人の小川真由美さん、一応主人公の萩原健一さん、過去に凶悪殺人事件を起こしたのとその息子役を演じ分けた山崎努さん、大滝秀治さん、加藤嘉さん、落ち武者の夏八木勲さん、田中邦衛さんなどなどの俳優さんのはまり具合がなんとも心地よく、オカルト調を強調した作風ですが、楽しく見てしまうのでした。
今回は音楽もいいなぁと思いました。芥川也寸志さんだしね!
また見ると思います。金田一耕助シリーズはどれも好きですが、これがいちばんおもしろいです。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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