監督:ジョン=フォード
出演:ネイサン=ブリトルズ(ジョン=ウェイン)、オリヴィア(ジョアン=ドルー)、コーヒル中尉(ジョン=エイガー)、タイリー軍曹(ベン=ジョンソン)、ペネル少尉(ハリー=ケリー・ジュニア)、クインキャノン軍曹(ヴィクター=マクラグレン)、オールシャード少佐(ジョージ=オブライエン)、ほか
1949年、アメリカ
まだ42歳と若いジョン=ウェインがなぜかあと6日で退役する将校を演じた、いわゆる「騎兵隊 三部作」の一作。「
生きものの記録」と同じたぐいかなぁと思ったりしたんですが、そんなにジョン=ウェインのキャラに生気ぎらぎらな感じはしないで、いい感じに枯れているんで、単にジョン=フォードがジョン=ウェインにいろんな役をやらせようと思って、振っただけかもしれません。
あと6日で退役するスヌーク砦の将校ネイサン=ブリトルズ大尉。しかし、カスター将軍率いる第七騎兵隊を全滅させたネイティブ・アメリカンたちが大反撃に出ようとしていた。
ジョン=ウェインの吹き替えは納谷五朗さんだと思います。小林昭二さんの自然さがないんだ… 無意味に格好いいか、いきなりがらっぱち… (´・ω・`)
ペネル少尉はおそらく大塚芳忠さんだと思う… 声が若いけど、ヤンキーな感じがそう聞こえる。
タイリー軍曹がどっかで聞いたことあるんだけど、誰だったか… 思い出せない (´・ω・`)
クインキャノン軍曹もどっかで聞いたんだけど… (´・ω・`)
最後の最後に旧友の酋長と再会してネイティブ・アメリカンとの対立を回避しようとするんですが、若い者はいきりたっちゃってるってことで「老兵は去りゆくのみ」と諭されますが、あくまでも戦いを避けたいブリトルズ大尉は騎兵隊をネイティブ・アメリカンのキャンプを通り過ぎさせ、ネイティブたちを混乱させて見事、騎兵隊生活最後のミッションを完遂するのでした。
西部劇には珍しく、死体がほとんど出ませんし、派手な銃撃戦もありません。何より、ジョン=ウェインがお得意のウィンチェスターとかをぶっ放していません。そういう点ではなかなかしみじみとした映画ですが、最後、将軍と大統領から辞令を受けて、嬉々として騎兵隊に戻る(中佐扱いなので、前の上司より上!)ブリトルズ大尉。奥さんの墓も砦にあるので、本人は一応、カリフォルニアに行く気満々でしたが、やっぱり戻る方が嬉しかったみたいです。
なにしろCGとかミニチュアによるセットとか使っていないので映像がダイナミック。脚本も極力死者が出ず、しみじみとした映画でした。
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