監督:ビリー=ワイルダー
出演:ウィルフレッド卿(チャールズ=ロートン)、クリスチン=ボール(マレーネ=ディートリヒ)、ボール(タイロン=パワー)、ほか
原作:アガサ=クリスティ
実家からもらってきた大量のビデオを見ております。
これはマレーネ=ディートリヒ、タイロン=パワーという2大スターに、「スパルタカス」でも癖のあるローマの元老員を演じたチャールズ=ロートンが、弁護士となってがっつり組んだ、ミステリの傑作です。
加えて、ウィルフレッド卿という弁護士が、心臓麻痺で退院したばかりで、病院のお目付役とも言える看護婦が同席、彼女のけたたましいキャラクターがラスト、ウィルフレッド卿の良き理解者となっているあたりなんかも微笑ましい人情劇だったりするのです。
加えて、マレーネ=ディートリヒの、夫を守るために起こした意志の強さと行動力、それが招いてしまう悲劇と、タイロン=パワーの軽薄さなんかがよくブレンドされていて、その半分以上が裁判所という法廷劇でもあるんですが、単純明快におもしろいのでした。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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