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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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GR計画とは

ふと思いついたんでメモしときますけど、まさかOVAで孔明の言ってたGR計画って、「今のジャイアントロボ(GR)は草間大作のものになっちゃったから、みんなでGRを使えるようにしよう計画」じゃあるまいか…

って、「バベルの籠城編」で花栄と黄信が言ってたか…

でも、それなら孔明が「GR計画のその始まりなのですぞ」で背景が明らかにジャイアントロボだった理由になると思うんですが、もう来ないかな…

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Episode 4(久々)

ここだけ主役が戴宗と楊志になるEpisode 4です。ラストでまた大作にバトンタッチしてますけど、ほとんどのパートは兄貴と姐さんが主役です。

久しぶりに見るもんで、わりとだらだら書き連ねてますが、上のような理由でEpisode 3ほど突っ込みどころはありません。今回の気づきは次のとおり。

・兄貴の「未練だぜ」はアルベルトと決着をつけるのに力いっぱい戦えなかったことによる

というのはEpisode 1でも書きましたけど、戴宗が常日頃、わりと力を抑え気味で、基本、一線から一歩下がったところにいる保護者ポジションのためだと思うんです。ただ、Episode 1にてアルベルトに襲われた大作たちを守り、Episode 2にかけてアルベルトとの戦いを繰り広げた時は、そういう自らに課した枷を取っ払って、それでああいう悪役顔になったんだろうなぁと思いました。
ですが、当エピソードでは一転して電磁ネットワイヤーのセンターメカを守りながらアルベルトと戦い、結果、アルベルトに敗れ、大怪球の最大攻撃を受けて上海もろとも倒れてしまいます。それというのも大作の声に応えなくなったロボが大怪球に踏みつぶされそうになっており、そのためにたとえ大怪球を宇宙に上げられなくなったとはいえ(と実際に兄貴がゆった)、ロボが破壊されれば、ことが原子力だけにその被害は甚大なものとなる(とこれもゆった)し、今後の戦いにロボが必要なことは兄貴はよくわかっていたと思うのでロボを逃がすため、大怪球を少しでも長く足止めしなければならなかったからです。つまり、兄貴はそこにアルベルトが現れても当然、アルベルトとの戦いに全力を尽くすわけにはいかず、結果、破れることになったんじゃないかと。
逆にそういう制限もなしに戦っていれば、一度はアルベルトの片目を奪った戴宗のことですから勝つこともできたかもしれないし、結果的に破れたとしても「未練だ」とは思わなかったのではないかと。そう思いました。
戴宗が倒れた後でグレタガルボにてその死を嘆く大作たちのシーンに移りますが、銀鈴が「どこで倒れても誰も悲しまないから、どんな任務にも耐えられる」という戴宗の台詞を紹介しますけど、まぁ、その心境のままだったんだろうなと思うのです。ただ、大作も銀鈴も鉄牛も嘆いたように戴宗の死を悲しまない者がいなかったはずがなく、兄貴がどれだけ本気でそう思っていたかは疑問が残るところですが、少なくとも伴侶の楊志は戴宗と「どっちが先に倒れても戦い続ける」というぐらいの約束は交わしてそうに思いました。ちゅうか、そういう約束ができたから、楊志と伴侶になったのかもしれないと思いました。

・大作はすでにフォーグラー博士を悪人だと思えなくなっている

というのはコエンシャクに攻め込まれて、銀鈴が「私のためにごめんなさい」と謝るシーン、大作がえらく複雑な表情をしているのは「謝られても銀鈴さんでも許せない」じゃなくて、「そんなこと思ってないんです」と言いたかったんじゃないかと思えるんです。だって、フォーグラー博士は銀鈴のお父さんなんですもの。それだけで世界の破壊者とか思えなくなったんじゃないかと思うんです。後のエピソードを鑑みますに。
なぜなら一清に指摘されたように、大作の父、草間博士もまた、ジャイアントロボの開発者でした。大作と幻夜が表裏一体の主人公であることは有名ですが、となると大作と銀鈴もまた無関係ではないでしょう。少なくとも姉弟くらいには近い立場なわけです。となると大作が親近感を覚えるのも不思議はないですし、Episode 5以降、フォーグラー博士に寄せる「銀鈴さんのお父さんがそんな恐ろしいことをする・考えるはずがない」という大作の思いは、裏返せば、「僕のお父さんがそんな(たとえば世界征服みたいな)恐ろしいことをしようとした・考えたはずがない」なんです。Episode 6で村雨に言ったとおりに。

・幻夜の父親へのイメージはフォーグラー博士の姿を模したものではないのか

幻夜&銀鈴(エマニュエルとファルメール)」とかあちこちの記事で書き散らしてますけど、幻夜だけが見たという最後のフォーグラー博士の姿って、やっぱり狂人なのかなぁと思いました。そんな感じでコクピットに登場しましたよね。まぁ、Episode 1での初登場時から復讐鬼フォーグラー博士というイメージを前面に押し出してますけど、これって幻夜の演出ですよね。復讐が幻夜自身の願望だというのはわしの持論ですけど、それにしても第三のサンプルを前にしてはしゃぎすぎだよね、博士というか幻夜。
でも、これって後のエピソードを見てるから思うんですけど真実のフォーグラー博士の姿って穏やかで知的で子ども思いで地球のエネルギー問題を心の底から憂えていたすごく良心的な科学者なんですよ。特にLast Episodeのフォーグラー博士の真の遺言は、Episode 6で「明日への希望」とともに登場した博士の姿に見事にリンクするんです。その姿とあまりに乖離してるわけです、今回の登場シーンは。
そもそもなんでここで幻夜がフォーグラー博士の姿を模したのか、たぶん、銀鈴が妹のファルメールじゃないかと思って、父親の姿で行ったら籠絡しやすいだろうと考えたからじゃないかと思うんですが、それにしても自分に正直すぎるんですよね、幻夜が。あんな風に復讐を前面に打ち出さないで、あくまでもファルメールが覚えているままのお父さんならどうだったろうかと思うんです。そうなったら鉄牛に簡単に阻止されるだろうから、結局、幻夜に戻らざるを得ないでしょうが…。ただ、策を弄したにしては復讐鬼フォーグラー博士はやりすぎじゃないかと。でも、それが幻夜が覚えている父の姿だとしたら、それが今回の地球静止作戦を生じさせたとしたら、やっぱり幻夜の悲しい思い込みなんじゃないかなぁと思うわけでした。

盛り上がりまくってるんで、あと3エピソード(やっぱりとか言っちゃ駄目)見るぜ!

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Episode 3(久々)

わし的にはいちばん突っ込みどころが多いエピソードです。まぁ、今川監督の脚本はたいがいどこかに突っ込みどころがあって、でも、たいがいは笑って済ませられるんですけど、屈指の名作「ジャイアントロボ The Animation〜地球が静止する日」にあっても、これほど突っ込みどころが大問題になったエピソードはほかにないです。

・電磁ワイヤーネット作戦がザル

敵戦力の想定が甘すぎるため、エキスパートの配置が作戦遂行の役割しか果たしてない。だからB級エキスパートのイワンごときに潰されるのだ、という突っ込みは何度もしてますが、ここでもします。結局のところ、これがいちばんの問題だと思うからです。
実際のところ、電磁ネットワイヤー作戦が成功して大怪球を宇宙に放り投げても、幻夜にはテレポートという能力がありますから、あんまり使いたがらないでしょうけど(うっかりするとラストの銀鈴の大テレポート並みに命を削りそうなんで)、何よりも父の遺志=復讐に凝り固まった幻夜ですから、戻しちゃうと思うんです。その場合、誰が作戦を引き継ぐのか難しいところですけど、あんまりないけどアルベルトか、あるいはありそうだけど孔明か… むしろ孔明が指揮を採った方が間違いなくやばいと思いますが…
また、フォーグラー博士の本来の遺志からすれば、3つのサンプルが3つ揃って使われないのも困るんで最初から失敗するのが前提の作戦とはいえ、命をかけた戴宗や楊志があんまりだ…

・大人がちゃんと大作を説得しようとしていない誰一人として

まぁ、これも大作の成長のためには必要な失敗なのかもしれませんが、それで戴宗と楊志を失うのはまた犠牲が大きすぎると思います。もっとも、これだけの犠牲を払ったからこそ、大作もまた一人前のエキスパートになったとも言えるんですが… それにしても見直していて思ったのは、誰一人として大作を説得しようとしていないじゃん!ということでした。この場合、鉄牛は「大人」じゃないので省きます。まぁ、戴宗と楊志の死は鉄牛の成長にも必要だったって… それも悲しいじゃないですか、もう…
やっぱり中条長官の怠慢が責められるべきですね。「説明の必要はない」って、そりゃあんまりだ長官…
あと、戴宗は火に油を注ぐようなことしか言ってない(「俺たちが倒れたら、その時こそ、おまえとロボの出番」とか)し、銀鈴は無責任に成功を請け負っちゃうし、楊志と一清は何にも言わないですしね。さらに作戦司令官のくせに梁山泊で呑気に実験してる呉先生、あんたもたいがい無責任だよ!!!

そういや、Episode 4でフォーグラー博士が銀鈴のお父さんだったって知るまでは、大作にとってフォーグラー博士って世界の敵なんですね。まぁ、実際にはただの立体映像なんですけどシズマ博士の仇って、この時点ではシズマ博士>フォーグラー博士なのが、何をもってフォーグラー博士に寄せる絶対の信頼になったのか… やっぱり銀鈴のお父さんだってのが大きいんでしょうけど。Episode 4ではそこまでじゃないですしね。

前のエピソードで村雨のことをちょっと書きましたが、まだパリにいましたね、彼(汗 全身包帯なのは火傷でも負ったためなんでしょうが、Episode 5を見る限り、忍法にも使ってるし。まぁ、不死身の名にふさわしく1日足らずで復活したんですね。さすが…

イワンが退場し、ロボが大怪球に敗北したところで次回に続く!

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Episode 2(久々)

Episode 1でまずは名称だけ登場した「バシュタールの惨劇」が語られるエピソードですが、楊志と一清が初登場とか、当エピソードだけのダイジェストパートなんかもあって相変わらず盛りだくさんな「ジャイアントロボ」です。

そう言えば、どこかで突っ込んだ気がしないでもありませんが、Episode 4や6でアルベルトや樊瑞が「BF団を私怨の道具に使って!」と怒ってましたけど、大怪球フォーグラーの登場時にちゃんと言ってるじゃありませんかねぇ。何であれはスルーしたんや。あるいは十傑集の方々が登場したのはEpisode 6が初ですが、時間的には当エピソードにもかかってきてたんでしょうか? まぁ、いまさら突っ込むのも野暮ですが。

まだまだ守られモードな大作、今回はロボをオートガードで動かし、宿敵アルベルトの戦いで忙しい戴宗の兄貴をピンチに陥らせ、呉先生・銀鈴・鉄牛の3人でもイワンを仕留め損ねて逆に人質にされたりと、いろいろ忙しいです。主人公だし。1対3でB級エージェントのイワンを倒せなかったのに、Episode 4では一清・銀鈴でアルベルトから大作を取り戻していたのはやはり一清の技の広さが有効だったんじゃないかなぁと思います。攻撃一辺倒の鉄牛と、防御に特化してる呉先生では難しかったんじゃないかと…

まぁ、結果的に大作はバシュタールの惨劇について、世間一般で言われていることは知ったわけですから、結果オーライな感じですが、わしは大作が子どもでも、最強のジャイアントロボを操る国際警察機構のエキスパートである以上、過去のことを知らないではすまされない派ですので、あんな形でイワンに知らされたことを嘆く前に、呉先生でも銀鈴でも、あるいは登場していない別のキャラでも、誰かが教えておくべきだったと思います。まぁ、できたら真相も併せて教えてあげればなおよしです。

わし的には、前のエピソードで銀鈴とデートし損ねてがっかりな鉄牛が、大作を庇うついでに銀鈴も庇えて(鉄牛的には逆かもしれませんが)思わず鼻の下を伸ばしちゃった一瞬のカットが買いでした。まぁ、この後で美味しいところはより広範囲をカバーできる呉先生に持ってかれちゃいましたからね。

後は初めて聞いた時から大好きなエンディングテーマが静かな打楽器から入って盛り上がるのを聞いていたら、わしは打楽器が印象的な音楽に弱いんだなぁとしみじみ聞き入りました。生演奏で聞いてみたいわ…

そう言えば、当エピソードで「大怪球の弱点に気づいた」という村雨が、なんでEpisode 5まで再登場しないんだろうと思ったら、パリを廃墟にした大怪球のエネルギーフィールドとかいう最大攻撃に巻き込まれて、再生に時間がかかったからなんでしょうね、きっと。あと、半分くらいはシズマが動かないから歩いてそうですが、雪の上を猛ダッシュしてたんで、走ると速いのかもしれません。それでも何千キロもあると思うんで移動も大変じゃったんだろう…

そうそう、アバンでもカットが削られ(横長だからGR3まで入らない)、本編には登場さえしないGR3が、当エピソードのオープニングにいたのを見つけたのは嬉しかったです。

まとまりもありませんが、こんなところで。

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Episode 1 (久々)

というわけで見始めたEpisode 1ですが、このままEpisode 4で終わらずに、Last Episodeまでなだれ込む可能性も低くありません(爆

久しぶりなんでオーディオ・コメンタリーで見ましたが、大作役の山口勝平さんと銀鈴役の島本須美さんという、なぜか、これだけ声優さんです。あとはスタッフばっかり。一応、全部聞いたんですけど、「格好いい」を連発するお二人のコメントが素直に好きで、これがいちばんおもしろかったです。暴露話よりも。そのくせ、裏話もちょこちょこ満載で、島本さんが銀鈴のミニスカチャイナを贈られて、当時は着られたとか、新しいエピソードの収録に入る前になると今川監督から山口さんに「明日は誰と誰が来るから」というプレッシャーの電話が入りつつ、そのフォローのように収録後はご飯を奢ってくれたとか、「格好いい」とか「好きだ」のあいだに入る話が楽しいのでした。まぁ、実際のところは、「格好いい」と言ってる当人たちがいちばん格好いいわけでして、それだけにわしは、山口さんが「宝物のように思っている」と言ってくれたのが嬉しいし、オールナイトイベントで「自分の代表作の一本だと思っている」と言ってくれたのも嬉しかったです。

あと、毎回のように書いてますが、話が進むにつれてシリアスさが増すなか、ほのぼのする唯一のエピソードでもあるんで(中盤の大作、銀鈴、戴宗、鉄牛のやりとりとか)、その明るさもいいなぁと思いました。

初登場時の大作の傍若無人さ(鉄牛や銀鈴に「もっと速く」とか言っちゃう辺りとか)なんかも、後々のエピソードの成長ぶりを知ってるだけに、これまた少年らしくていいですな。

それと兄貴な戴宗が、自分に課している一歩引いたところを、宿敵・衝撃のアルベルト相手には無遠慮で、ちょっと悪役顔になっちゃうところがいちばん戴宗のシーンでは好きだったりします。世間一般では兄貴な戴宗に人気があると思うんですけど、そういう意識的にか無意識に課している枷を取っ払ったところのが好きだなぁと。だからこそ、Episode 4で戴宗と決着をつけたのに、アルベルトは納得がいかなかったわけでしょうし。戴宗の気持ちはアルベルトよりも電磁ネットワイヤーを守ることにあったわけでしたから。

まだまだ話も序盤なので、各キャラクターがけっこう好きなように動いている、後のエピソードに行くほど、そうはいかなくなるなか、まだまだ自由でいられる、そう思うと当エピソードは貴重なんですなぁ…

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