ドモン対シャッフル同盟も後半戦。
第37話はドモンの回想シーンのサイ・サイシー。ドモンて弟だし、10年は師匠と二人きりだし、初めての弟要素かもしれない。サイ・サイシーの一面をよくとらえた表情だと思う。しかし、シャッフル1したたかなファイターであるのも間違いないところ。
さらにサイ・ロンパイ氏。サイ・サイシー、顔も覚えていないと言ってるけど、写真がないはずはないのできっと想像上の夢を追いかける父の姿、というところなんだろう。しかも母親もすでにいない。サイ・サイシーがあれだけ真っ直ぐに育ったのは恵雲・瑞山の功績の賜物。それにしても第4話での信頼のなさはどうかと思うが。
も1枚、サイ・ロンパイ氏。ドモンにとどめのゴッドフィンガーを放たれ、すでに両腕はなし、弁髪もない絶体絶命のサイ・サイシーを励ます父の図。つくづくこれきりの出番がもったいないいい男である。しかし、おじいちゃんは長生きしてそうなので(第10話でかなり年かさだったし)、サイ・サイシーにもあれぐらい長生きしてもらいたい。
さらにネオチャイナの総師さまだッ。少林寺が最終奥義・真流星胡蝶剣も破られ、それでも「死んでも負けるわけにはいかない」と闘志を燃やすサイ・サイシーに、ドモンが「いま、楽にしてやる」ととどめを刺そうとしたところを止める直前。ここらへんの演出、ほんとに熱い。チボデー、ジョルジュがわりとあっさり負けたのに対し、サイ・サイシーのねばりも凄まじい。ドモンも褒めてるけど、いいファイトである。ベスト10には確実に食い込む。
第38話はなにしろ登場人物が多い上に、ドモン対アルゴと並行してウォンの陰謀が進むもんで、話ももりだくさん。まずはこの人、ナスターシャ、一世一代の晴れ姿!に、多くは語るまい。
そしてドモンよりさらにワイルドなアルゴの食事風景。なにしろドモンはベースが泣き虫ときているし、ほとんど一匹狼。海賊のボスをはったアルゴはさしずめ、お山の大将的な性格だったと思われる。こういうところに差が出るわけだな。食べているのは魚の唐揚げ甘酢あんかけだと思われる。向かいに上のナスターシャがいる。
そしてウォンを止めようと、何階だか知らないが、乗り込むマスターと愛馬・風雲再起。その前に写ったカットではかなり高そうだったんだが、なにしろマスターの馬なので無問題。
さらに、力ずくでもウォンを止めるべく、腰布を巻いて槍のように構えるマスター。威力のほどはっちゅうと、この直後に咳き込んでしまうのでまったくわからず。しかもウォンに「東方不敗、老いたり」とか言われちゃうし。
うきーっ!!さらに「1つの敗北さえも二人のものではなかったのか」と言って笑うアルゴ。たきがは、前にアルゴのことを「いちばん成長していない」と書いたんだけど、戦士としてはそれほど成長してなくても(と言っても、ガイアクラッシャーだの、ハイパーモードの会得だの、並みのファイターでは太刀打ちできん成長であるのは間違いないわけだが、ドモンやサイ・サイシーの成長ぶりが群を抜いていると言え、さらにチボデーやジョルジュに比べても、アルゴは最初からかなりの高レベルで安定していると思われる)、人間としてはけっこうな成長したんじゃなかろーか。つーか、第5話のアルゴはこんな風には決して笑わなかったわけだから。ナスターシャを変えたのもアルゴだろうけど、それ以上にアルゴを変えたのはシャッフルの面々や、マスター、デビルガンダムとの戦いであったろうと思うわけだ。それがここで笑顔を浮かべられるアルゴになったんでねーかと。
第39話は余裕たっぷりの師匠の微笑み。実際、ドモンの性格上、「あんたを置いていくかもしれないぜ」はありえんと思った。見抜かれてんだから、潔く諦めろ。
5年くらい前と思われる師匠と弟子。ドモン、初めて石破天驚拳を見るの図。しかし「修行の旅」と言っているので、ギアナ高地は単なる出発点ということか、拠点にしたのか。
さらに「もう石破天驚拳を打つ力は残っていない」とか言いつつ、弟子と一緒に廃ビルを持ち上げる師匠の図。つーか、マスターに限ってありえねーと。たとえほんとになくなっても、ドモンの前ではない力を振り絞ってでも石破天驚拳を放つのがマスターの意地だと思う。
んで、最後は風雲再起のファイティングスーツ装着シーン。いやぁ、たきがはとしては、風雲再起になくていいから、師匠とシュバルツのが見たかった。うん。
第40話は12年前のカッシュ家の団欒。
さらに12年前のレイン。
シュバルツはこれから41〜44話が控えているので、つい抑えめに。
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