いよいよ「新宿・東方不敗編」もクライマックスです。しかし、今から118ページとかいったら、第44話とか第45話とか大変ですな…
そこまで連載が続きますように!
「UC」漫画はおっさん燃えできる数少ない漫画ですな!
ドモンとキョウジの対決で終わった前回。まずは兄弟で1ページを縦に分割してスタートです。すぐにタイトルロールになりますが、あれ、「新宿編」しかねぇと思っていると、後ろのページで「超級!」が出ます。手が込んでるな。
ここは繭から現れたデビルガンダムに攻撃するシャイニングガンダムと、それを見守るマスターガンダム、ガンダムシュピーゲルといった図式です。
ページをめくりますと師匠とシュバルツでページを縦割りして、驚愕するシュバルツと勝利を確信して高笑いする師匠と、対照的です。もう118ページもあるもんだから、大ゴマの使い放題ですな。まぁ、「新宿編」のクライマックスなんで、これぐらい盛り上がってる方がおもしろいけど。
さて、師匠は勝敗の天秤がデビルガンダム側に傾いたと確信してるようですが、そううまくいくでしょうか。
ここで見開きで対峙するドモンとキョウジでタイトルロール再び。
元々アニメの「新宿編」では、デビルガンダム上の現れたキョウジはホログラフィであって本人ではないのでは、という説が一般的なんですが、この漫画ではどう解釈してるんでしょうか。
キョウジはデビルガンダムを止めるべく、シュバルツを作り出したわけなんで、キョウジ自身はすでにデビルガンダムのプログラムに呑み込まれて、人類抹殺の意志に凝り固まっているとか、なのかな…
師匠はドモンの攻撃がデビルガンダム復活のために吸収されていると言いますが、シュバルツはそのエネルギーを吸収しきれず、デビルガンダムも内部から破壊されていると主張します。事実、爆発するデビルガンダム。元が巨大ですんで、少しぐらいの爆発では堪えなさそうですが。
しかし、爆発する一方で、新たな武器を作り出し、周囲のシャッフル同盟やシャイニングガンダムに攻撃を向けるデビルガンダム。どうやら、真相は師匠の方が近そうですよ。
ところがドモンはなにしろスーパーモードの真っ最中なもんですから、周囲に目をやる余裕がかけらもありません。引き続きデビルガンダムを攻撃中です。こういうところがスーパーモード駄目なんだよな… (´・ω・`)
そして、デビルガンダムはその攻撃の全てをシャイニングガンダムに向けるべく、準備を始めます。
どうやら、吸収して余った分は攻撃に廻す余裕があるらしく、ドモン以外の全ての人びとが心配するわけです。しかもサイ・サイシーとチボデー曰く「あれだけのものを一挙に浴びたら… ひとたまりもないぞっ!!」というぐらいの攻撃のようです。アニメでも凄かったしね。
ここで苦渋の選択を迫られたシュバルツは、退こうとし、ドモンに訴えますが、なにしろ頭に血が上ってますんで、近寄ったガンダムシュピーゲルさえ、一撃で振り払ってしまいます。むむむ… 師匠とためで戦えるシュバルツが、スーパーモードくらいに負けるとも思えないんですが… シュバルツも、ちょっと慌ててるので直撃を受けたくらいで… (´・ω・`)
さて、完全に頭に血が上って、聞く耳持たないのかと思ったら、実はそうでもなく、ドモン、シュバルツに謝ってます。でも「ここでどうなろうと俺はもう退がるわけにはいかねぇんだああ」と、この一戦に賭けたい様子。
ところがデビルガンダムは容赦なくシャイニングガンダムのエネルギーを吸いとっていきます。
ジョルジュたちは次に来るものを予想して逃げるように言いますが、さらに悪いことにデビルガンダムが、とうとうその全身をあらわにしてきました。見た目とインパクトでいくと、最強の第二形態です。この形態がいちばん長かったから、印象も強いよね、やっぱり。
師匠、これを見て「デビルガンダムが完全に進化しおった…!」と笑ってますが、それでも退かないドモンに、とうとう退けと言い出します。師匠、願望がだだ漏れです (´・ω・`) 本当はドモンを仲間にしたい気満々過ぎです (´・ω・`)
しかし、当のドモンはやっぱり退く気はさらさらなくて、むしろ「やるだけやった…!!」と満足げ、もうアニメのドモンの諦めの早さっぷりと違いますが、こっちのドモンはなんちゅうか自分勝手すぎです。残されるレインの気持ちとか、冷凍刑のままのカッシュ博士のことなんか何も考えてません。さすが拳でしか語り合えない男 (´・ω・`) ここで諦めないで強くなろうと思ってくれよと言いたくなります。
デビルガンダムの攻撃にさらされるシャイニングガンダム。
その姿に「なぜ退かなかったあっ!? 馬鹿弟子がああーっ!!」と仰ることごもっともな師匠。ですが、こんな早くから師弟愛をだだ漏れさせちゃ駄目です (・A・) 師匠は最後まで悪役に徹してもらわなければなりません (・A・)
ところが、デビルガンダムの攻撃にさらされながら、コクピットで不敵に笑うドモンを見るシュバルツ。
ですが、その姿は皆の見守る前で呑み込まれてしまいました。
ショックで気絶するレインに、嘆くシュバルツ。そりゃそうだ (´・ω・`) 兄さんにしてみれば、せっかくドモンに策を授けてデビルガンダムを討たせようとしてるのに、早々に切り札が消えちゃうんだもんな… (´・ω・`)
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
コレハ夢ナンダ… 目ガ覚メタラ、マダしゃいにんぐがんだむガアッテ…
ところが、デビルガンダムの攻撃で溶けたかと思われたシャイニングガンダムが、まだその攻撃の中にいるではありませんか!
その姿は師匠も認めます。シャッフル同盟も確認しますが、見開きで驚いてます。
シャイニングガンダムは、金色に光り輝いていました。
その様子に、キョウジが初めて驚愕します。師匠も驚きます。
何もできないシャイニングガンダムに、デビルガンダムが初めて狼狽えました。
師匠はここで「格闘ファイター(じゃなくて師匠なら武闘家だろう〜!!!)としての直感が言っておる… あれとは今 戦ってはならんと!!!」と判断します。
あくまで笑い続けるドモンに、冷や汗だらだらのシュバルツ、どう見てもデビルガンダムが攻撃を畳みかければシャイニングガンダムは落ちそうなんですが、そんな気は消え失せたようです。
とうとう師匠は「これまでエエエエい!!」とキョウジを止め、キョウジもこれを受け入れます。そして、そんなことは微塵も感じさせず、マスターガンダムとデビルガンダムは次なる地を目指し、新宿を後にするのでした。
その姿が完全に消えたのを見届けて、地に落ちるシャイニングガンダム。
ここでアニメのように雨が降り出しまして、倒れたシャイニングガンダムの中からドモンが助け出され、レインが駆け寄るのでした。
助けに行ったのが恵雲と瑞山というのは、どういう理由なんだろう? ファイターたちはそれどころじゃない?
ドモンに抱きつくレインを見守る、こちらも同じくらいぼろぼろっぽいチボデー、アルゴ、サイ・サイシー、ジョルジュ。
そして彼らの目の前でシャッフルとの合体機は崩れ去ってしまいました。まぁ、急場しのぎだから、本ちゃんは自分で何とかしろってことですね。しかし、ガンダムファイト国際条約に「自らのガンダムは守るべし」とかあったから、おとがめが五月蠅そうな気もするんですが…
デビルガンダムの存在を改めて噛みしめる4人。それを黙って見守るシュバルツ。
しかし、4人はこんな最悪の事態を認識しながら、「いつだって最悪(ワーストとルビ。ジョルジュの台詞なら英語ではなくフランス語でいってくれ〜)を…最善(ベストとルビ)に変えてきました…」とジョルジュが言えば、チボデーも「これが初めてってわけじゃねぇ…」と言い、サイ・サイシーも「いつものことだよ…」と強気な発言です。さすがですな (・∀・)
そして4人は拳を合わせ「俺たちはシャッフルの絆で結ばれちまった仲間だしな…!! なんとかしてやろうじゃねぇか…!!!」と決意を新たにするのでした。いいな! (・∀・)
デビルガンダムに対し、再戦を約束し合う4人。
雨が上がり、ようやく新宿もデビルガンダムの脅威から解放されまして、人びとの表情が明るくなってます。
ドモンも治療を受け、ベッドに横たわってます。
そこにアルゴ、チボデー、サイ・サイシー、ジョルジュの順で別れの挨拶に訪れまして、台詞はありませんが、アニメと同様の展開がなされた様子。ここら辺は脳内補完がばっちりです! (・∀・)
アニメだと、この後、第16話というワンクッションを置いたところでギアナ高地編に入るんですが、漫画でははしょったようです。まぁ、シュバルツがドモンに「修行しろ!」って話だし… (´・ω・`) 師匠もいつまでも新宿で何やってんのって展開だし… (´・ω・`)
さて、ドモンの枕元に立ったシュバルツにドモンがようやく目を覚ましました。
レインがアルゴたちからの伝言を伝えようとすると、もういません。
2人は新宿中央公園でお話し中でした。
シュバルツは「今回の戦いの中における収穫について」話し合おうと思ったと言いますが、ドモンは自分のあらゆる武器がデビルガンダムに通用しなかったことに怒りを新たにしてる模様。
そこにシュバルツも「怒りのスーパーモードでは奴には通用しない」と駄目押しです。
ドモンはキョウジが最後の一撃で手を抜いたと思って、武闘家としてはプライドを傷つけられた風ですが、シュバルツはこれを即座に否定しました。まぁ、シュバルツにしてみれば、あの状況でドモンが笑ってたのがよほど理解しがたかったんでしょう。「その時 お前は… 何を考えていた…!?」と詰問します。
するとドモン、「燃え上がっている一方で…… 激しく冷静になっていた…」と、相反しちゃうようなことを言い出しました。
死を覚悟していたドモンは、殺すなら殺せと思う一方で、父と兄が作り出したデビルガンダム(と思い込んでいる)に感動していたのです。人類さえも敵にまわすようなものを造ったことで、2人の大きさに感動してわけです。それは冤罪なんだけどな… (´・ω・`) そして、ミカムラ博士の造ったシャイニングガンダムでは歯が立たないのが、ちょっとだけ嬉しくて笑っていたのでした。
当のドモンも「何を考えてんだ 俺は…!?」と思うくらいの状況だったようです。で、「死を覚悟すると… あんなもんなのかな…」と振り返るドモン。
しかし、これはもろにハイパーモードへの伏線なんですが…
来た━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!シュバルツも「修行しろっ!!」とドモンを励まします。ドモンの限界はずっと上で、「恐るべき伸びしろがある」と言うシュバルツ。ドモンも驚いてますが、まさか20歳の若さで、自分が完成されたなんて思ってねぇだろうな、ドモンよ…
そしてシュバルツは、デビルガンダムとの戦いが「敵に見逃してもらったわけでもな」ければ、「両者痛み分けでもない」ことを告げ、「真の脅威を感じたのは… 向こう側だ!!」と師匠の心中を見抜くのでした。ううむ、ここら辺が凄いな、シュバルツは…
そして持っていた刀で木を切り倒すと、シュバルツはそれをドモンに預けます。「私がやったことが お前にもできるようになったら… その時はデビルガンダムが… 逆にお前を恐れる時だ!!」と言って、姿を消すのでした。
全然理解できないドモンは説明を求めますが、いなくなった後。そこにレインが現れました。
やっとネオジャパンと通信が回復したようです。それに4人が帰ったことも告げるレイン。
そこでドモンが持ってる刀に目をつけて、シュバルツが持っていたと見抜く辺り、さすがレインです。見るとこちゃんと見てますネ。
でも、ドモンがいきなり刀で木に斬りかかると、まったく斬れないばかりか手を離れてレインの方に飛んでいってしまいました。
そこで刀を見たレイン、それが錆びついていることを告げます。「シュバルツさんも それだからくれたのね」って、それはない! それはないぞぉ、レイン!!!
理由はわからないなりに、シュバルツと自分の差を察したドモン。ここら辺は武闘家だからわかるっちゅうか。
シュバルツに言われたとおり、自分に修行が必要だと知り、ドモンはギアナ高地へ行くことを決めます。「俺と師匠が出会い… 共に この身を鍛え合った あの地で…」と言ってるところで、子ドモンと師匠の修行風景に燃え〜vvv
さて、ここからは完全オリジナル展開ですが、まぁ、さもありなんな舞台裏です。
まずネオジャパンで、とりあえず新宿での事件が収まったことを話し合うウルベとミカムラ博士。
一方、ネオ香港のウォンのもとに、師匠から連絡が入ります。すげぇよ、ウォン。見開きで登場だなんて! まぁ、ある意味、黒幕的人物ではあるんで、破格の扱いですな。
「少々長い話になりますが…!」と話す気満々の師匠に「一晩でも付き合いますよ…?」と聞く気満々のウォン。で、「チョコレートと… ワインのポッキーを…… 大量に頼む」って部下に命じるんですが、甘党だな、相変わらず!
次回よりギアナ高地修行編!を予告したところで、続く!
って、次号は休みだと?! どうしよう、買うのやめるか… (´・ω・`)
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