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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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この馬鹿弟子がーっ!!!

2ちゃんでGガンスレをろむっていたら、デビルガンダム最終決戦編で盛り上がっていたので、つい第49話が見たくなり、視聴。
ドモンの熱き告白に涙したところで、自分的にこれは外せねぇだろう、独断と偏見で歴代アニメ第1位の「機動武闘伝Gガンダム 第45話 さらば師匠! マスター・アジア、暁に死す」まで見る。こうなると「第44話」も見たくなり、当然、デビルガンダム最終決戦編が見たくなり、ええい、面倒だ、また1話から見ちまえ!となりかねないのだが、それはそれ、自然な流れっちゅうことで。

しかし、久々に見ると、師匠とドモンに、やはり和解のきっかけがあったのではないかと思って、思わず「この馬鹿弟子がーっ!!!」と叫んでしまった。馬鹿はおまいだ。

話の流れを見ていると、師匠は最初、デビルガンダムをドモンに倒されたことで怒っている。で、ドモンが「何のためだ」と聞くと、「勝負の二文字をもって教えてくれよう」というわけで、ガンダムファイトな流れになる。
ところが、圧倒的な強さをもってドモンを打ちのめした師匠が、実は地球再生を目的としていた、というあたりから、流れが変わる。ドモンはそれまで、師匠が悪党だと思っていたので、師匠の思ってもみなかったデビルガンダムの活用方法に度肝を抜かれる。
しかし、ここでウォンが茶々を入れて、師匠に取り入ろうとしたもんで、地球再生が実は人類抹殺だとわかると、ドモンの中では再び、師匠=悪というフラグが立つ。

ここでレイン対アレンビーは、置いておきまして、それにしても、ミカムラ博士の「全てを償おう」から、師匠の「そうだ、償いだ」に繋ぐ流れは何回見ても見事である。

で、師弟は再び打ち合うわけだが、ドモンはここで、「地球再生に人類を抹殺するのは愚の骨頂」と初めて師匠を越える。実際は一時的に越えただけで、第46話、第48話で師匠が出てくるので、何度も言っているが、ドモンは師匠を越えきったわけではない。
おそらく、師匠はこの時にはドモンにデビルガンダムを倒されたことを怒っていないと思われる。それよりも、弟子の思わぬ成長を知る。
そして、三度師弟は打ち合うわけであるが、ここで初めて、ドモンは師匠の拳から深い悲しみを感じる。ジャック・イン・ダイヤに曰く、「武闘家とは拳を交えることでしか語り合うことのできない不器用な人種」であるはずなのに、なぜドモンは今まで気づかなかったのか? いや、そうではない。師匠が気づかせなかったのではないか、と思う。
第45話まで悪役に徹した師匠にとって、ドモンの破門は何よりの悲しみであったはず、しかし、師匠はそれよりも自分に課した誓いを果たそうとした。地球再生こそ師匠が全てを棄てても果たさねばならない目的だった。そのためには敢えて大罪人ともなろう、人類抹殺の汚名も着よう。その深い覚悟、深い悲しみをドモンが察したら、この弟子はきっとデビルガンダムと師匠の狭間でどれだけ苦しむだろうか。それよりも師匠は敢えて自分が悪役となることで、ドモンを苦しませたくなかったのではないか。新宿で再会した時に号泣したドモン、そのデビルガンダムにまつわる事情を知ってしまっただけに、師匠は本当ならば真っ先に手を借りたい愛弟子に全てを秘さねばならなかったのではないか。
しかし、最後のガンダムファイトを戦ううちに、馬鹿弟子と思っていたドモンが、ついに本物のキング・オブ・ハートになれそうな気配を師匠は見出したに違いない。そう、かつてシャッフル同盟の頭を師匠が張ったように、弟子にもそうなれる、戦争を裏で抑えてきたシャッフルの使命を果たすことができるのではないか、と師匠は思ったのでなかろうか。
だがそれよりも、何より師匠は誰かにこの悲しみを訴えたかったのではないか。その秘めてきた悲しみを、ここにきて秘めなくなったのは、ドモンにこそ心境を理解してほしかったからではないか。
だからこそ、師匠は新宿で再会し、ドモンを罠に陥れて味方に引き込もうとして以来、再度、ドモンに手を差し伸べようとする。師匠にとって、ドモンが馬鹿弟子でなくなった瞬間であったのではないかと思う。

ところが!

ドモンはこの手を払いのける。たきがはが叫んだのはその瞬間である。

そして、師弟は雌雄を決すべく、最終奥義の打ち合いに挑む。だが、この時の師匠の表情の穏やかさは、まさに全てを覚悟の上、全てをドモンに託し、自分はその踏み台にならんとするようである。そうとしか見えない。
そう、師匠はきっと気づいたのだ。自分を越えたかに見えた弟子が、まだまだ足りないことに。ドモンに自分を越えさせるために、敢えて踏み台となるために、師匠は最後の力を振り絞る。
その覚悟の違いが、石破天驚拳の打ち合いで、最初、師匠がドモンを圧倒した理由だと思う。ドモンを叱咤する師匠に、弟子を成長させようとする師の、これがほんとに最後の機会であると察した師の覚悟を見ない者はいないはず。ちゅうか、見れ。師匠が笑っているのは、ついに長年、馬鹿弟子と罵り続けたドモンの成長ぶりをこの目で確かめることのできる嬉しさなのだ! 決して余裕の笑顔ではない。
そんな師匠だからこそ、ドモンに倒された時に「ようし、今こそおまえは本物のキング・オブ・ハート」と言って褒めるのであり、ドモンも初めて、師匠が何のために自分を叱咤したかを知るのである。

ブラック・ジョーカーの登場に始まる、師匠の最後のシーンは、もはや涙で曇って画面が見えない。
師匠は満足そうな顔をしているが、ドモンにとって、シュバルツ&キョウジに次いで、父とも慕った人を自らの手で倒したことは深いトラウマになったかもしれない。そこらへんが、第46話、第48話で師匠やシュバルツ、キョウジが再登場する理由なのかな〜と思ったりした。

相変わらず暑苦しい上に勢いだけで書いているレビューであるが、これもGガン愛するがゆえ。ああ、楽しい。

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