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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第15話 九死一生

美緒と五右衛門が銀山にやってきた。助左は美緒と銀とともに逃れるが、美緒からともに九州に逃げようと言われる。彼女は最初からそのつもりで銀山に来たのであり、助左に72貫の銀を元手に商売を始めようと言う。だが、助左はそれを断り、結局、美緒とともに堺に戻る。しかし、近づく信玄に信長の負けはもはや必至の状態になりつつあり、宗久は今井家の財産すべてを12隻の船に積んで、尾張へ向かう。ところが当の信玄が死んだという。信長は勝ったのである。堺へ戻る船の中で、助左は宗久に独り立ちを願い出る。たとえ野末に倒れても、一人で思うさまやったのなら悔いはないと言って。

五右衛門、けっこう今井に義理堅い人でした。まだまだ、大泥棒への野望は抱いてないんだな。前は鎖付き分銅だったけど、武器も刀(曲刀ではなく真っ直ぐなので、侍のとは違うっぽい)になって、侍っぽいっていうか。でも、表向きは飛脚番のまんまなんだね、五右衛門。
さて、五右衛門のおかげで、美緒と銀をげっとした助左、当の美緒から愛の逃避行を告げられますが、無碍に断ります。何て奴じゃ〜! ここら辺の、美緒が好きなのに、二の次にしてしまうクールさっちゅうかが、たぶん、わしが助左にときめかない理由でしょうな。美緒にさんざん懇願されるのに、先に歩き出しちゃう助左。顔には「美緒が好き」って書いてあるのに、どこまでも今井に尽くそうって魂胆か、われ〜!な感じです。で、五右衛門が現れ、どうやら、助左もその気だったら、逃がそうとしてくれたみたいですよ、五右衛門! 五右衛門もモニカちゃんているもんで、そこら辺は今の助左よりよっぽど話がわかります。まぁ、ここで愛の逃避行したら、助左じゃないってところが助左なんですが。美緒の気持ちを思うと、馬鹿野郎〜!って感じです。だって、好きでもない兼久と夫婦でなければいけないなんて、美緒が気の毒ですよ。でも、美緒のために人生賭けたくない助左、計算高いっちゅうか、クールっちゅうか。

その五右衛門ですが、モニカに津田との結婚を言われ、無謀にも津田を襲います。用心棒に守られた津田を倒すことはできず、でもそれ以前にいくら何でも武器を投げたらいかんだろう、五右衛門、て気もしますが、囚われの身となってしまいます。多少、拷問は喰らったっぽいですが、命まで取らずに宗久に「飛脚番か」と引き渡されたのを見ると、そこら辺が商人というか、単に今井家の失脚を狙ってというか。
久々に志村喬さん登場でうはうはですが、キャラとしてはどっちでもよかったり。ちゅうか、この人はそういう小物が多かったりします。「七人の侍」の勘兵衛とか例外で、「白痴」でも「生きものの記録」でもわりと小市民な感じですな。「隠し砦の三悪人」はちょっと格好良かったけど、ちょい役だし。
で、拘留された五右衛門ですが、宗久が全財産を信長にあげる!(意訳)なんて言い出したもので、要は信長が勝てば、五右衛門も無罪放免になりそうってんで、頑張る助左。津田は反信長なもんで、五右衛門が津田を襲ったのも信長のせいにしちゃえばいいってことなんでしょうか。ほんとはモニカちゃんのためなんですが。モニカちゃん、そのまま輿入れしちゃうんでしょうか。それにしても、モニカちゃんから「輿入れすることになった」と言った途端に津田を襲うとは、五右衛門、なかなか熱い奴です。やっぱりいい奴ですね。ま、主役3人のこうした対比もおもしろいんですが。

そう言えば、いつも言おう言おうと思って忘れてました。兼久って、「タクティクスオウガ」でのデニムに対するヴァイスの位置なんだなぁと。よーわかりませんね、「タクティクスオウガ」やってないと。
つまり、兼久と助左って、ことごとく反対の道をいくんですよ。父の後を継いで、商人になりたいという助左が、今回のラストで宗久に独立を申し出ます。当然、宗久には反対されるわけなんですが、助左がどうして独り立ちしたいのか言い始めると、なんか聞き入ってるんだよね、宗久。これはきっと、己の息子から言われたかったなぁってことなんだろうと思うのです。ところが現実は逆、今井家の商売を切り盛りしているのは宗久と美緒であり、実際のところはほとんど美緒の手腕です。だから、美緒がいなくなったら、きっと72貫の銀よりももっと今井家は立ちゆかなくなったろうと思います。で兼久は何やってるかと言ったら、湯屋街通いか梢ちゃんと遊んでるか、助左をいじめているかってぐらいじゃないですか。あんまり描写されてないので細部は不明ですが。別に商売を覚えようともせず、今井の金に飽かせてのほほん暮らしとるわけです。独り立ちとか、大望なんて持ってないです。当人もしゃあしゃあと「親父殿は好きになれず、後を追おうとも思えず」とか何とか言ってましたが、今井の跡取りとしては如何とも心許ないわけです。そんな兼久に、それでも宗久は船を任せようと言う。その船に助左も乗って、兼久を助けてくれと言う。これはどう考えても、兼久のために助左が犠牲になるしかないです。銀山に助左を飛ばした兼久が真っ当に助左を使うはずないですもんね。そもそも、船なんか任されたって、どんな商売ができるやらって感じじゃないでしょうか。
だから、兼久って出演の時に美緒の次に出るんだなぁと。最初なんか、助左の次だったし。兼久ってのは、アンチ助左なんだなと。思った次第。

要は「タクティクスオウガ」のヴァイスってのもアンチ・デニムなんですよって話です。

信玄がぽっくり逝ったもので、「我らは九死一生を得たのだ」と言う信長。
次回から反撃が始まりそうです。

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