忍者ブログ
[1578] [1577] [1576] [1575] [1574] [1573] [1572] [1571] [1570] [1569] [1568]
永井豪著。中央公論社刊。

スケールの壮大なSF時代劇。この頃の永井豪って脂が乗り切ってて、描く話がどれもおもしろい。この話も日本の戦国時代が舞台になっているものの、23世紀の未来世界や、2万年前の石器時代、さらには宇宙にまで拡がっていくスケールの大きさは読んでいてわくわくする。

戦国時代の伊賀。若いながら、優れた腕前を持つ忍者、天王獅子丸は、斎藤道三の命を狙い、銅磨陣内と名乗る不死身の浪人と出会う。やっとのことで銅磨陣内を倒した獅子丸だったが、戻った伊賀の里は何者かに襲われ、壊滅していた。一方、百地三太夫からの連絡が途絶えたことを知った23世紀の時間局は3人のタイムパトロール員を送り込むが、彼らもまた、地球を巡る百魔と黒の志士たちの戦いに巻き込まれていくのだった…。

むぅ、粗筋が書きにくい。半分くらいまで、獅子丸もがきんちょで、銅磨陣内との戦いがクライマックスなんだけど、以降、それまで、それなりの伏線はあったんだけど、いきなりという感じもしつつ23世紀の時間局という存在が出てきて、獅子丸もいきなりがっちりした大人になってるし、話の中では10年とか簡単に経っちゃうし、連載中にこて入れで路線変更とかあったのかもなぁと邪推してみる。
もちろん、信長が百魔の手先として登場する前半もつまらなくはないんだけど、銅磨陣内という敵キャラがよほど気に入ったのか、そいつとの戦いがけっこう長いので、信長よりも銅磨陣内のがよっぽど大変じゃん!って感じ。それが23世紀の時間局が現われることでスピードがアップテンポになるので、圧倒的に後半のがおもろいです。獅子丸もおっさんになって、格好良さが数倍増してるし。

ただ、百魔という大元の敵が、なぜ獅子丸たちのいる宇宙を攻撃しているのか、という理由は、鬼について深いこだわりを見せる永井豪ならではの仕掛けがあり、そう思うと百魔って、名前こそ違えど、鬼同様なんだなってところが永井節です。

ラストの「戦いはまだ続く」ってのりは、打ち切りという感じもするし、これ以上、長々と続けてもしょうがないのでという気もするし。結局、魔王信長とか言ったわりには、信長大した活躍してねーじゃんという突っ込みもありますが、それなりにおもしろかったのでよしとする。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
これは面白そう・・!
結構永井豪作品読んだハズなのに、これは始めて聞いた。
凄い面白そう!早速とググってみれば、絵柄も好みな時期の絵柄だしと、これは是非に見て見たいなぁ。

今度、古本屋に行った時探してみようっと。
REO 2010/07/01(Thu)00:33:58 編集
豪ちゃんはギャグを読みたい
>結構永井豪作品読んだハズなのに、これは始めて聞いた。

や! それは意外ですな。まぁ、多作な漫画家なんで、取りこぼしはあるものかと。

>凄い面白そう!早速とググってみれば、絵柄も好みな時期の絵柄だしと、これは是非に見て見たいなぁ。
>
>今度、古本屋に行った時探してみようっと。

私は「あばしり一家」とか「ハレンチ学園」とか「いやはや南友」とか読みたいんですけど、逆にないですね〜
【2010/07/01 07:10】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。
カレンダー
09 2017/10 11
S M T W T F S
3
10 13 14
15 16 17 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新CM
無題(返信済)
(05/29)
(04/27)
甘くない態度(返信済)
(04/26)
謹賀新年(返信済)
(01/04)
最後の一枚(返信済)
(12/13)
プロフィール
HN:
たきがは
HP:
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
かうんたあ
gremz
いつでも里親募集中
ジュゴン
脱原発意思表示Webステッカー
忍者ブログ [PR]