長谷川政美著。ベレ出版刊。
確かtwitterで紹介するTLが流れてきて、おもしろそうだなと思ったのと「
最後のコラム」の糞ッぷりに辟易していたのでお口直しに借りてきました。
サブタイトルは「僕たちの祖先を探す15億年の旅」ということで、DNAを比較することで祖先をさかのぼる学問を、分子系統学というそうです。その結果、従来は近いと思われていたチンパンジーとゴリラが違うグループに属することなどがわかってきました。そうした分子系統学に基づいた新しい系統樹を使って人類とシャクナゲの共通の祖先までをたどった読み物です。
大変おもしろく、すらすらと2日足らずで読んでしまったのですが、1点だけいちゃもんつけたい。結論として「優生学が成り立つ基盤は存在しません」と言っておきながら、変形菌の研究者にヒロヒトをあげるのは糞です。
天皇制なんてのは優生学、つまり差別そのものです。そんな奴がどんなえらい研究をしてようが、存在そのものが罪悪なのだから功罪でプラスマイナス0にもなりませんよ。と言いたいぐらい、他は良かったです。
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