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メアリー=シェリー著。宍戸儀一訳。青空文庫刊。

久しぶりに読書。

ゴシックホラーの古典として名高い「フランケンシュタイン」を読みましたが、頭の中のイメージは先日観た「鉄人28号」のモンスター(リンク先は登場話のレビュー)です。あと、世の「フランケンシュタイン」と名のつく映画の怪物さんを想定して読んでいたため、中盤、フランケンシュタイン博士(怪物の生みの親)の語りになって、怪物さんが登場してしゃべり出した時はひっくり返りました。

いや〜 「鉄人28号」のモンスターもそうだったんですが、「フランケンシュタイン」って基本、しゃべれないじゃないですか〜! それが自力でしゃべり、知性を身につけ、感情を持つに至ったことを告白しているのを読んだら、どうにもフランケンシュタイン博士に同情できなくなりまして、その醜さと死体を使った(らしい。フランケンシュタイン博士が詳細を伏せているため)という生まれの不浄さを理由に生みの親からも世間からも、ひたすら嫌われ、憎まれ、徹底して排除される怪物さんにいたく同情しちゃいました。

あれほど愛しいと思っていた人間たちにも受け入れられず、でも、自分と同じ生まれの伴侶を作ってくれれば、人のいない南米のジャングルにでも行って、2人きりで生きていこうという提案を、途中までやりかけて迷った挙げ句に断られたのを見ると、そこまで冷たくせんでも…と思いました。確かに怪物さんはフランケンシュタイン憎さで弟を殺した張本人でもありますが、その知性は人間に勝るとも劣らぬもので、わかりあえるものではなかったのかと思ったり。

最後、全てを語り終えたフランケンシュタインは衰弱死してしまいます。復讐を成し遂げた怪物さんが北極の方に消える。何とも後味の悪い読後でした。

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