NHKスペシャル。
立山・黒部アルペンルート行きの前日に観ました。
後の硫黄島や沖縄戦にも繋がる、日本軍の徹底した抗戦は、ここ、珊瑚礁の美しいペリリュー島の戦いがきっかけだったそうです。
アメリカ軍の死傷率が60%と高いのも、日本軍による、そのような抵抗を予想していなかったためと思われ、硫黄島や沖縄では容赦ない艦砲射撃が行われ、火炎放射器による殲滅が行われたのも、この島での死傷率の高さを鑑みたものでしょう。
アッツ島以来、玉砕を続けてきた日本軍が持久戦を命じたのも、ここペリリューが最初だそうです。
ここで辞めておけば、日本各地への爆撃も、沖縄での住民を巻き込んでの地上戦も、原爆もなかった。そう思うと、やりきれない戦いでした。
かろうじて生き残った人びとも、今も苦しんでいるという地獄の戦場。
あの時代に戻ろうとしている今、このような番組が放映されることの意義は大きいと思いました。
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