壱村仁著。カプコン監修。マッグガーデン刊。
密林見てたら、新刊出てたので慌てて買いに行きましたよ。
リュウ・パートはゲームではこっからかなり長いんですが、アースラ隊長を加えてアスタナ、ついに行方不明のエリーナ王女と再会するまで、フォウル・パートが呪砲を撃たれたフォウル神皇陛下が帝都に乗り込むまで、といよいよ2人の出会いに向けてクライマックス。
うぉぉぉ〜 パブパブもサルディン島でのぞきをやるリュウもはしょられましたッ! まぁ、妖精さんも出てこない時点で、そういう息抜きっぽい部分はほとんどなしでしょうけど。
それにしても、ユンナさんは、たぶん、歴代の「ブレス」の悪役のなかではいちばんの嫌われ者ではないかと思うのですが、とうとうその嫌ユンナ派がすっきりするような展開があったのは、ファンへのサービスだったのだろうか、カプコン? クレイがユンナが殴るなんて展開、ゲームではかすることもできずに逃げられましたからねぇ。たきがははそこまで嫌いなキャラではないんですが(「ブレス」でいちばん好きなカップルがクレイ&エリーナ、フォウル&マミであるにもかかわらず、その両方にひどいことをしたキャラであっても、ユンナさんはあんまり憎めないのは、とあるサイトで読んだユンナさんの小説の影響もあるのかもしれませんが、あのサイト、閉鎖しちゃったんだよね〜 がっかり)、あそこで喝采を叫んだ読者は多いと思ったよ。
「亡き王女のためのパバーヌ」というクラシックの名曲が、ここまではまるシーンもないなと思います。そして、カプコンというのは、のりが関西でなんかべたべたのギャグシーンとかやるのに、実はきっついシリアスをやるメーカーなのだなとも思いました。
ゲームと違って、よくしゃべるリュウが違和感なくて、いい奴です。しかし、今回はアースラ隊長が可愛いです。フナムシに怖がらなくても、潔くけつを出さなくても、アースラは可愛いキャラです。
そういうシーンはなかったけど、中表紙でディースさまのハーレムが復活してました。万歳。
表紙はずっとリュウ&フォウル。作中では1回もしてないリュウの釣りシーンです。ゲームではもうこれでもかってぐらい釣るんですが。
裏表紙が草竜とオームに乗ったアースラ。ゲームでは、リュウしか乗らなかったなぁ、オーム。
このペースだと、いよいよ次巻で完結と見ました。おそらく、エンディングは十中八九、グッドだと思うのですが、フォウル神皇陛下の心情を思うと、せつないです。
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