ピピ、すっかりイルカ島になじんでおります。順応性が高いっちゅうか、逞しい娘ですな。イル、カル、フィンも仲良くなってますが、アザラシみたいに「ピピさん」て持ち上げないのは、うまいというかなんちゅうか。
で、ちょっとおもしろくないトリトン。前回の手を差し出すピピの手を優しく握り、はどこへやら、ふてくされてイルカ島を離れます。ここら辺がまだ子ども。で、イルとカルがついてきて、トリトンは船を見つけ、プッチャーという少年と知り合うわけですが…。
タイトルの「消えた島の伝説」はアトランティスではありません。プッチャーのおじいちゃんが語る、緑の髪の人が来たために、失われた島のことです。トリトンは「こんな伝説が世界中にあるわけじゃないだろ」と言ってますが、トリトン族をなにしろ最後の2人まで執拗に追い詰め、滅ぼしてきたポセイドンです。抜かりがありません。たった1人のトリトン族が来たために失われた島、さらに、プッチャーとおじいちゃんまでその被害に遭い、トリトンは「俺のせいで」と嘆くのでした。
ここでやっと迎えに来たルカー。トリトンを一晩帰ってこないと心配するお母さんぶりは健在ですが(ルカーだから当然ですが)、その10分の1でもいいから、イルとカルの心配もしてやってください。とか思ったり。しかし、イルとカルは、なにしろ遊び盛りっぽいので、イルカ島を留守にすることは珍しくないのかもしれません。フィンは甘えんぼって感じだけど。
で、作中、ポセイドンの伝令係として登場するカツオのエボシというピンクのクラゲなんですが、「トリトンが海に出た」と第1話からやってるんですけど、今回も「トリトンが鮫を殺した」って、もはやストーカーの域に入ってるなぁとか思った。
で、ドリテアが出陣するも、ポリペイモスの領域だってんで邪魔されて、腹いせに竜巻を起こすとは、高性能なイカっちゅうか、八つ当たりもいいところっちゅうか。
おかげでトリトンは「俺のせいで」と嘆いたわけですが、実はプッチャーとおじいちゃん無事。でも、2人はきっと、貝を採る時以外に住んでいる島に帰ったのだろう。
プッチャーも「消えた島の伝説」を語り継ぐのでしょうか。漫画ではトリトンとピピは子どもまでなしておりますが、ゆくゆくはそういう展開になりそうな2人の子どもためにも、いつかトリトン族と再会した時に、温かく迎えてやってほしいなぁと思わずにいられない、切ない話でした。
先日、ケーブルテレビでやってたのはここまで録って見ましたので、次回からほとんど新作。それなのにDVD-BOX買うほど好きか、と言われたら、やはり「Go! Go! トリトン!」の影響が強いので、つくづくオープニングは大事だと思いました。1クールぐらいでオープニング変えてると、そんなに印象に残らなかったりしないのかな〜?
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