松本さんが帰り、お母さんはお父さんを責めます。一心を返してもいいという例の台詞です。お母さんにとってはそれだけ一心は可愛い実の子であり、このお母さんがあっての陸家だろうなぁと思います。一心のために苦労させられたという台詞の後で「あの子は私の子です」って台詞はなかなかじんときます。
まぁ、お父さんは「決めるのは一心だ」と言ってますが、先に言ってはまずいのでは??
一方、一心、また日本へ。とある部品の検査のためだそうですが、行きの飛行機の中で残留孤児の集団と一緒になり、あつ子を思い出して、またうるうるしてます。
しかし、油断のならない馮長幸がまた一緒で、これが問題を引き起こすことになります。
一心が燕々(娘)に手紙を書いていた休日、大沢咲子と狭間さんが訪ねてきました。2人は松本さんから手紙をもらい、一心が実父に打ち解けていないことを知り、一心的には説教に来たのでした。
で、その帰り、そうでなくてもデリケートな立場の一心のことなど考えもせず、秘密のはずの松本さんとの親子関係を馮長幸にぺらぺらしゃべってしまう2人。よりによって最悪な奴に…
その後も一心は狭間さんから松本さんちを教わってましたが、なかなか行く気になれずにいました。
しかし、夜桜見物(と称する飲み会)に誘われ、一心はこっそり松本さんち(木更津)に向かいます。電車で30分くらいだそうです。
そこでは初めて祖父、母、妹2人の仏壇に線香をあげた一心は、あつ子の遺髪と爪(松本さんが持って帰った)を手にした時、こみ上げてくる涙をこらえることができず、ようやく松本さんと和解するのでした。まぁ、日本のお父さんにもお父さんなりの苦労があったというか。
で、お茶をご馳走になり、話をしていたら、9時の門限が近づいてきてます! しかも外は雨!
慌てて松本さんがタクシーを呼ぼうとしましたが、電話に出てくれず、駅へ急ぎます。その途中で宿舎に電話した一心でしたが、出た相手は馮長幸でした。嫌な予感がぷんぷんです。
さらに悪いことは重なるもので、途中で列車が止まり、宿舎のホテルに着いた時には10時半。大幅な遅刻です。
しかも、無断外出というので怒られ、出かけた先が松本さんちだっていうんで、またしてもスパイの疑いをかけられる一心。
無実を証明しろと言われ、機密書類を持ってきたところ、案の定、準国家機密の裏工程書(本音の工程書?)がありません。その前に一心の鞄から書類を盗む馮長幸のシーンがあるので、視聴者は馮長幸が犯人だと知ってます。ていうか、前から彼の怪しい行動はこれでもかと見ているので、ついにやったか!と思いますが、一心、そんな人と同室で、鞄の鍵は置いていった上着のポケットの中ときては、どう見てもからまれているのに警戒心なさすぎです。いい人にも程があるというか… あのお父さんの息子だからしょうがないのか…
で、団長に責められた一心、処分は国に帰ってからだそうです。
その後、東洋製鉄の重役との昼食会に来ない一心(普段は通訳としてよく顔を出している上、柿田専務も松本さんと親子なのを知っている)を案じてか、松本さんが宿舎に顔を出しますが、一心も団長も重要書類がなくなったことは言いません。まぁ、日本に見せたら信用を失うとか言ってるし。そんな書類を作っているのもどうかと思うが、本音と建て前は必要か、ビジネスでは…
一心も団長に詰問された時は馮長幸を疑うようなことを言いますが、団長はあんまり一心の立場には理解がないというか、頭の硬い人のようで、馮長幸が「電話なんか受けてない」と言うのを鵜呑みにしてるっぽいし。
立場の悪くなってしまった一心、なんと、再度の内蒙古へ左遷だそうです。奥さんとか娘、どうするんだろう?
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