地上人のオーラ力。
サコミズに客人扱いのエイサップ、郎利、金本、海自2人。海自の2人は一緒にバイストンウェルにやってきた飛行機(爆撃機? 武装してるから輸送機ではないか)にそのまま搭乗するが、郎利と金本にもオーラバトラーを与えたサコミズは、リュクス捜索に一行を当たらせ、さらに監視に部下をつける。アマルガンに助けられたリュクスは、エイサップを取り戻すためにホウジョウに行くことにし、アマルガンも同行。しかし途中で鉢合わせした双方は戦闘になり、郎利と金本はアマルガンに後れを取るが、2人を囮にしたコモンの攻撃により、アマルガンとリュクスは囚われの身となってホウジョウに連行される。また、アメリカ軍の特攻により撃沈したと思われた戦艦レンザンは無事で、アメリカ軍と交渉中。
と書くとかなり急展開のようにも見えるが、見終わって「おなかいっぱい」とならないのはなぜでせう? しかしやっと物語が動き出したのであと3話、今度はどう収拾するのか見物である。と言っても、それほど問題ないからなぁ。サコミズが問題といえば問題なんだけど、なんかおとなしいキャラだしなぁ。
海自の飛行機、地上と電波通信。おいおい、何でもありですか。エイサップたちはショウのように「宇宙人」扱いされなくてすみそうな。
サコミズ、前話でくそみそに書いたが、どうやら内に抱え込んだ願望、という感じで狂気に狩られた王ではないようである。それはそれであんまりおもしろくないんだけど。たきがは、ドレイク好きなんだけど、あの野心もさることながら(声もポイント高いわけだが)、懐の広さを感じられて、覇王というに相応しい人物であったと思ったわけ。サコミズにそれがあるかな。いまのところ、同じ地上人、しかも日本人というシンパシーでか、エイサップたちを優遇してるようにも見えるが、あの〜、サコミズってどう見ても40代はいってるでせう。その彼が、たかが反米の郎利の言に乗るかな、と思うわけ。郎利も金本も軽いキャラで、まぁ、エイサップもそれほど一本筋が通ってるわけでもないんだが、さらに軽いのよ。その彼らに「反米いいっすねぇ」とか同感されて、嬉しそうな反応してんなよ、とか思ってしまいますた。
しかし、「小倉に落とされそうになった原爆を阻止して、その時の爆発でバイストンウェルに戻った」って問題発言じゃありませんか〜? それはたきがはも、第2の目標が小倉で、天気が良くなかったんで長崎に変更になったことぐらいは知っておるが、その話し方だが3発目ということで、そうなると作中の日本は2発の原爆を落とされても降伏しなかった事実があるわけで、もはやこれはフィクションちゅーよりパラレルな世界ではないのかと。それにアメリカは3発目を落とそうとした、という暗黙の事実もあるとなると、鬼畜〜?というのは、これ、世界に発信できんのか、とか。サコミズの打倒アメリカを正当化するネタにしてはちと大きすぎるような気がするんだが、どうなんであろうかね。
もう出ないと思ってたら、エイサップの父ちゃん、再登場。基地司令官だから、地上が出たら出るのか。しかし、バイストンウェルと地上との時間の流れ方はどうなっているのやら。
「ガロウラン」懐かしい言葉だが、今回は出番なさそう。ホン・ワンとか、あの後、どうしたのかなぁ。
フェラリオのエレボスに言い寄る男たち。「あたしだって選ぶ権利ぐらいあるんだからね」なんて、そうですか、そういう位置づけですか。
いつの間にか「リュクスに会いたかった」とらぶらぶモードな主人公カップル。進展はやいよ。こっちのが驚きだよ。
以下次号。
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