監督:ジョン=ランディス
出演:エルウッド=ブルース(ダン=エイクロイド)、マイティ・マック(ジョン=グッドマン)、キャブ(ジョー=モートン)、バスター(J・エヴァン=ボニファント)、ミセス・マーフィ(アレサ=フランクリン)、クリオファス牧師(ジェームズ=ブラウン)、ほか
1998年、アメリカ
「
ブルース・ブラザース」の続編ですが、前作の権力をこき下ろしたブラック・ユーモアと、とにかく乗りのいいギャグ、矢継ぎ早に繰り出されるおもしろさはすっかりなりをひそめています。単にジョン=ベルーシが亡くなったからだけではないような… (´・ω・`) なじょしてこうなった?
18年ぶりに釈放されたエルウッド=ブルースは、義兄のジェイクがすでに亡く、2人の父親代わりだったカーティスも亡くなっていたことを知る。しかし、カーティスには隠し子がおり、エルウッドもマザー・ペンギンからバスターという少年の親代わりになるように説得される。ところがカーティスの息子、ケイベルはイリノイ州警察署の署長を務める堅物で、前科持ちのエルウッドを警察署から追い出す始末。ブルース・ブラザース・バンドを復活させようとするエルウッドだが、バスターの件でペンギンに誘拐罪で訴えられて…。
ところどころに変わらぬ笑いはあります。そこら辺は前作と同じ脚本なので、笑いのポイントは同じ感じです。ただ、その間をつなぐ話が、つまらない上にくどいです。エルウッドの超絶駐車テクニック(180度ターンして、縦列駐車に収める)も何度もやられれば飽きますし、前作でさんざん見たパトカーのクラッシュも今作ではどこか「まだ壊すの?」的な飽き飽きした感があります。その上、警察署長として堅物だったキャブが「神の啓示を受けた」みたいな感じでブルース・ブラザース・バンドに転職するのも無理矢理な展開の上、最後のバンド・コンテストは、コンテストとは名ばかりのブルース・ブラザース・バンドのほかには1つしか出てないコンテストで、全然迫力がない上、主催者が妖術使いなので、例によってブルース・ブラザースを追ってきたロシアン・マフィアやKKKばりの白人至上主義者たちもネズミに変えられ、それらの1つ1つのシーンが全然おもしろくないのです。「勝ち抜きバンド合戦」って、いきなり直接対決じゃん… (´・ω・`)
前作では主人公はジェイクとエルウッドで、ブルース・ブラザース・バンドはいたけれど、あくまでもバックで、主要な話は2人にしぼられていました。
ところが今作はエルウッドの相棒のポジションには、マイティ・マック、キャブ、バスターがいるので、どうも話が散漫としてしまったような気がします。
別にジェイクが格別おもしろかったわけではないのですが、ジェイクとエルウッドは特にふざけた奴らでもないのに、その行動が引き起こすはちゃめちゃな展開が5分おきの突っ込みと笑いを生み出していたのに、今回は台詞で説明されているような… 何が悪かったのか… (´・ω・`)
やはり二番煎じはいかんということか… (´・ω・`)
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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