制作は青森朝日放送。
TLでまわってきたので、
一度は足元まで行った大間原発建設予定地です。見てみましたが、わずか30分では伝えきれないのに、話が福島からの支援者にちょっと脱線した感じで、終盤のまとまりも物足りませんでした。もっと頑張ってほしいです。
大間原発の建設予定地のど真ん中にある唯一の私有地あさこハウスを守る小笠原厚子さんと、そこを巡る人びとを描くドキュメンタリー。
福島からの支援者の夫妻は、元々、川俣町で酪農を営んでいたそうですが、フクイチの事故で現在は日本国中を旅しているようです。ただ「長くても3ヶ月いるかどうか」と言ってる生活の基盤はともかく、それで川俣町の現在の様子(除染で出た放射能廃棄物のゴミがつまった黒いビニール袋が元田んぼに大量に積み上げられている光景とか)は無関係とは言えないのかもしれないけれど、30分と短い番組の中に盛り込むにはちょっと欲張りすぎた感じがしました。というか、あさこハウスと絡めるのではなくて、こちら単独で番組作れそうなぐらいなんで、物足りなかったです。
あと、ラストの小笠原さんの台詞が、どう繋がるのかわからなかったところがあり、編集がつたないなぁと思っちゃいました。
そして、何より、わしは東北の食品は買わないようにしており、魚介類をできるだけ食べなくなって2年ぐらいになるのですが、それがあさこハウスで蛸の刺身とか出されるのを見て、複雑な気持ちでした。大間に行った時のお土産にマグロを買いましたが、わしの口にはまったく入らなかったので…
そういう意味では日本食というのは出汁が命なのに死んでしまったものなのだと思うのですよ。完全に絶てておりませんが…
なかなか目に触れることのない大間の事情を写した貴重な映像なので一度は見ておいた方がいいと思います。行くの大変だしね。
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