監督:ロバート=ワイズ
出演:マリア(ジュリー=アンドリュース)、ゲオルク=トラップ大佐(クリストファー=プラマー)、修道院長(ペギー=ウッド)、リーズル(シャーミアン=カー)、フリードリヒ(ニコラス=ハモンド)、ルイーザ(ヘザー=メンジース)、クルト(デュアン=チェイス)、ブリギッタ(アンジェラ=カートライト)、マルタ(デビー=タナー)、グレーテル(キム=カラス)、執事フランツ(ギル=スチュアート)、シュミット夫人(ノーマ=ヴァーデン)、男爵夫人エルザ(エリノア=パーカー)、マックス(リチャード=ヘイドン)、ほか
音楽:リチャード=ロジャース、オスカー=ハマースタイン2世、アーウィン=コスタル
アメリカ、1965年
見たことがなかったんで見てみましたよ。
修道女見習いのマリアは、ある日、修道院長にトラップ家の子どもたちのために家庭教師をやるよう薦められて修道院を離れる。トラップ家ではすでに何人もの家庭教師が辞職しており、それも子どもたちのいたずらによるものだった。しかし素行の悪さで修道院では問題視されていたマリアは子どもたちと仲良くなり、亡くなった妻を慕うあまり、子どもたちに厳格に接していたトラップ大佐の目を開かせる。トラップ大佐を愛していると指摘され、一度は修道院に逃げ帰るマリアだったが、修道院長に諭され、トラップ家に戻り、マリアを愛し始めていたトラップ大佐と結婚する。だがオーストリアはナチス・ドイツに併合され、トラップ大佐にも召集令状が廻ってくる。子どもたちとともに出席した音楽祭を隠れ蓑に一家はスイスに歩いて逃亡するのだった。
途中で「休み」まである3時間近くの大作、先日の「
天と地」で監督のオーディオコメンタリーを聞いていたら、何度も「時間がないから」と言っていたのに、この時代のハリウッドは良かったなぁと思いました。
話の筋は有名だと思いますが、作中のナンバーも著名な曲ばかり。ここに4オクターブ(!)の声域を誇るジュリー=アンドリュースさんの歌声がかかり、傑作ミュージカルに仕上げています。そういや初主演作の「メリー・ポピンズ」をいまだに見ていないのでそのうちに見よう…
しかし3時間の長さを忘れさせる傑作です。映画を時間で縛るんじゃなくて、いい映画は時間を忘れさせてくれるということを思い出してもらいたいもんですな。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
[1回]
PR