たきがは家に行く途中に「長野鳶島の滝 不動明王院」という看板があって、ずーっと気になっていた。で、行ってみた。
見てのとおり、滝がない。水がちょろちょろと流れているだけで、とても滝とは呼べない。渇水期だからか? 雨がもっと降れば、立派な滝が出現するのか? そう言えば、水俣にはほかにも水の流れていない滝がどっかにあったような…
なんか悔しいので、水俣では珍しい不動明王を撮ってみる。なんで珍しいのかというと、水俣というか、不知火海周辺では海の神様の恵比寿さんが圧倒的に多く、山間部はこういう名のある神様はあんまりいなさそうだからだ。田の神様とかはいても。
すごいガチャ目だ。不動明王ってもっとおっかない顔つきだと思うんだけど、原色ぎらぎらな色合いとガチャ目のせいで威厳もへったくれもありゃしない。
しかもまだいる。
うぷぷぷぷぷ。
こんなラブリーチャーミーな不動明王を作ったのは誰だ?! 上の不動明王の左にいる。サイズは半分くらい。並んだ写真を撮っておけば良かったかも。さらにガチャ目の上、短足ときている。
でもまだいる。
真ん中が不動明王。ほかは仏像には詳しくないのでよくわからないが、恵比寿さんはいなさそうだ。無難なところで観音か。この祠は上の2体の手前にあって、左にもう1つ祠。なんでまとめて置いておかないのか、謎。
その前に行った星野富弘美術館。基本的に撮影禁止なんだけど、壁の絵はOKなんだそーだ。
この人のことはずっと前から知っていたのだが、首から下が動かせないとは知らなかった。24歳の時に事故で頸椎を骨折し、不随になってしまったそうである。9年間の入院中にもともと好きな絵を描き始めた。絵筆を口にくわえて、1枚描くのに何日もかかる。
人間の可能性を知らされる。
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