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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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平頂山事件資料館

特に意図したわけではなかったのですが、事件があった1932年9月15〜16日の9月16日に行ってきました。

間違えて瀋陽で宿を取っちゃったので(後の移動のためには結果的に良かったんですが)、平頂山事件資料館に行くには
1.撫順まで移動
2.撫順から平頂山事件資料館へ
という二度手間がかかりました。まぁ、しょうがない。
あと平頂山市が河南省にありますが、事件があったのは遼寧省の方です。ややこしい。

瀋陽から撫順までは雷鋒号というバスで移動します。このバスの情報はネットで知ったんですが、撫順に行ったら雷鋒号ばっかりで驚きました。撫順でやたらに雷鋒さんの宣伝しとるなぁと思ったら、人民解放軍の模範兵士なんだそうですね。で撫順で殉死したそうで、そういう個人崇拝は共産党だなぁと思ったりしました(日中戦争とは関係ない)。撫順市には雷鋒記念館もあるそうですよ。行かなかったけど。

そう言えば、南京に行った時に地図を買いまして、すごく重宝してたんですが、日本に帰ってからも何回も広げていたら(単に眺めるため)折り目から破れちゃって、もったいないことをしたものだ…。
そして撫順でも売ってたんですが、買わないでしまいました。買えば良かったなぁ…(←地図好き)
この後で行った哈爾浜では買いましたが、正確な値段は不明…。中国は物価がやたらに安いので価値観が麻痺して高く(5元)買っちゃったかも…。まぁ、いいか。

2年半前の南京行きの記事を読んでいたら、人民元と円のレートがあんまり変わってません。このレートというのはドルに対してのものだそうなので、それでドルが上下すると全然関係なさそうな韓国のウォンやユーロなんかにも影響するのですが、中国とアメリカってこの2年でそんなに変わってないのだろうか…。まぁ、中国はまだ習近平だしね。

ところで銀行どころか町中に両替所もあって、すこぶる便利だった韓国に比べると、中国人民銀行でしか両替できない中国はすご〜く不便です。

雷鋒号で行くと11元(約165円!)で瀋陽から撫順まで行けます。瀋陽市周辺と撫順市周辺の渋滞が酷いので1時間くらいのところが1時間半〜2時間くらいかかります。特に帰りがひどいです。定員制で必ず座れるので、あんまりしんどくないですが。

でターミナルで下ろされますが、中国では市外バスについても荷物のレントゲン検査がありまして、驚きました。瀋陽ではターミナルがなかったので、そのままバスに乗りましたが。

ターミナルからはタクシーで移動しましたがバスの10倍かかりました。中国のバスは一律1元(約15円!)です。安ッ!!!

郊外へ走っていって、何か柵で覆われたところがあるなぁと思ったら、そこが平頂山事件資料館でした。ターミナルから15分くらいだったかしら。



この垂れ幕はおそらく前日に行われた慰霊祭のものではないかと思われます。献花もあったんで。

こちらが内部の資料館。左は受付の建物。

 

そういや、ここでも撫順戦犯管理所蹟でもパスポートの提示を求められたのですが、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館ではそんなことはなかったのだが、いろいろと窮屈になったのぅ中国…

ちなみに平頂山事件とは撫順炭鉱を守備する日本軍が反日ゲリラによる襲撃事件の報復に近くにある平頂山という集落で住民3000人余を虐殺した上、死体を焼却し、近くの山を爆破して焼死体を埋め、隠蔽しようとした事件です。南京大虐殺の前哨戦とも言えますかね。「満州国演義」にも載ってましたし。南京大虐殺自体が日本軍による中国での三光作戦の集大成と言えますからね。

撫順炭鉱が開山され、日本によって収奪され、いかに事件に至ったかが詳しく描かれています。もちろん日本語訳つき。相変わらず、この手の歴史を書かせたら、中国は一級品ですな。

いちばん上の写真に写ってる茶色い記念碑のアップ。



資料館を見てから裏にある慰霊碑と虐殺の遺体を展示したところを見学します。

その途中でたくさん見かけた白い毛虫とカマキリさん。



白い毛虫はググってみたのですが、アメリカシロヒトリがいちばん近いようですが真相は不明。

上の写真でもわかるように、けっこういい天気で、朝の雷にびびって長袖を着ていったら、意外と暑い一日でした。中国の東北地方は寒暖の差が厳しいだけで、残暑はそれなりに暑いようです。

その炎天下を毛虫たちがせっせと歩き回っておりまして、わしも、子どもの頃は毛虫や蟻を踏みつぶすという残虐な行為に手(足?)を染めたものですが、今はそういう趣味はないので、あと毛虫に限らず、蝉でも何でも虫の死体を踏みつぶすということはしたくないので、特に夏なんか蝉の死体とか落っこちていたら、そっと脇にのけることぐらいはするようになったのですが(踏みつぶされてぺちゃんこになった蝉を見るのは忍びないので)、さすがにこれらの毛虫には手が出ません。あと基本、肌が弱いもんで、うっかり毛虫に触って荒れるとかトラブルに遭ったら大変です。言葉の通じない中国にいるわけですし。毛虫がいるのは、どうやら木の陰が多いようなので避けていきます。くっそ、毛虫のせいで日陰を歩けん…

カマキリさんは毛虫を捕ろうとしていたのか、単に卵を産み終えてやることやった感でいっぱいだったのか、観察はしていなかったので不明です。いや、わし、カマキリの造型が好きなんじゃよ…

遺体というか、焼かれてしまったし、80年以上も経っているので骨なんですが、こういうのを展示するのは、わし的には好き嫌いはともかく、大胆というか、直接的だよなぁと思います。ただ、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館で見学した時はあんまり解説はなかったような気がしましたが、こちらは「子どもの遺体」とか「ガソリン缶」とかいろいろ詳しくて、それだけにいっそう胸が詰まります。

施設全体の見学自体は2時間くらいで終わりまして、瀋陽に帰ってしまうのも味気ないです。
それほど興味がなかったのですが、ターミナルに戻って撫順戦犯管理所旧址に行くことにしました。

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