記事数を増やしてもしょうがないのでまとめて書く。
LDが無事だった記念に「ガンバの冒険」を見ることに。しかし、LDのリモコンが反応せず、電池が液漏れを起こしていた。
たきがははあちこちで書いているのだが、なにしろ「ガンバ」といったら白イタチのノロイが好きなもんで、2/3はあんまり盛り上がらない。だいたい、LDメモリアルボックスが出ると知って、話をほとんど覚えていなかったくせに衝動買いしたのは、十中八九、インプリンティングされたノロイのためである。2/3覚えてない理由には、第1話、2話で最終ボスということでお披露目されたノロイが、その後は18話まで登場せず、しかし、たきがはのおつむからは、ノロイが本登場するまでの話がきれいさっぱり消し去られていたからである。うん、きれいに忘れていた。こんな話、という記憶さえなく、LD買って、久しぶりに見直した時に、ノロイの出番が遅かったことはあんまり不思議ではなかったものの、どれ1つとして見覚えのないエピソードであることに驚いたぐらいだ。
その理由といったら、アニメ史上でいっても、稀に見る残酷性と残虐性、楽しみでネズミを殺す非情の悪役っぷりを見せ、最後の最後まで1点の同情する余地もなくガンバたちに倒され、最後の最後までラス・ボスとして君臨しながら、こういった冒険ものの悪役のお約束として最後には倒されるというノロイのインパクトに、それまでのエピソードが霞んだのがいちばんであろうと思う。ノロイといったら、難攻不落の要塞っちゅうか、まさに倒すべき敵、ガンバたちが命がけで挑む相手、というにはあまりに強く、残酷で、また美しく、大塚周夫さんのはまり役な声もあって、これほどの悪役を他のドラマ、ゲーム、映画、アニメ、漫画、小説に見出すことはなかなかないんじゃなかろうか。と思うのだった。
だから、たきがはは「ガンバ」の各エピソードはきれいさっぱり忘れた後でも(LDで見直すまでのあいだ)、ノロイは最高(悪役としての褒め言葉ならば最悪)の敵役として脳内に君臨し続けたもんで、その思いがLDを買わせたんだと思う。
ちゅうわけで、ノロイが登場するまではさらりと流す所存。
海が見たいと思って川を下ってきたガンバとボーボは、夜の港で船乗りネズミと港ネズミのパーティに飛び入りする。そこへ現れたのは大怪我を負った島ネズミの忠太、彼の助けを求める声に最初は応じた船乗りネズミと港ネズミたちだったが、相手が白イタチのノロイと聞いて態度が豹変、ガンバ以外には忠太を助けようと言うネズミは残らなかった。降りそぼる雨の中、ガンバと忠太はノロイ島へ向かう船に乗り込み、そこでサイコロを操るイカサマというネズミに会う。そして、一度は忠太の頼みを断った船乗りネズミのヨイショとガクシャ、医者のシジン、ボーボがガンバを追って仲間に加わる。ノロイを倒す、長い冒険の旅が始まったのだ。
船に揺られて、ガンバとボーボは船酔いに悩まされる。ガンバはノロイに襲われる悪夢にうなされさえしてしまう。しかし、ヨイショとガクシャに促され、忠太はノロイ島の状況を説明する。予想以上に最悪の事態に言葉もないヨイショたち。だが、そこへ朝の光が差し込んできて、ガンバは甲板に出る。そこには初めて見る海も広がっていた。
顔見せ中心の第1話、ラス・ボス、ノロイの恐ろしさをガンバの夢にもからめて描く第2話、まだ仲間ではないけれど、イカサマも含めて、7匹のキャラクターが立っております。
船乗りネズミとして世界中を巡ったヨイショとガクシャは、ノロイの恐ろしさをガンバ以上に知っており、一度は忠太の頼みを断ろうとしますが、ほかならぬガンバのことが気にかかり、結局は行動をともにすることに。ここらへん、ヨイショとガクシャのコンビがなかなか良いです。あ、そうか、ヨイショとガクシャって親父キャラなんすね。シジンもか。そこらへん、大人だから知ってるノロイの怖さと、でもガンバのことが気になってしまう侠気が好み。
「ガンバ」って声優がメインの7匹しか紹介されませんのん。なんか懐かしいアニメだなぁと思ったりしてますです。
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