ここまで来るとどれが好きとかはわりと同じくらいになってきて、どれも好きなエピソードなんで5とラスト以外は区別つけてもしょうがないかなぁと思ってきました。
当エピソードは何といっても
・ビッグファイアのテーマ
・十傑集の濃さ
・在りし日のフォーグラー一家
・炸裂する大作の少年らしさ
辺りが好きです。まぁ、上から2番目くらいまではたいがいの人が言ってて、3番目くらいは名曲「明日への希望」があるので、たいがいの人が頷くと思うんですけど、4番目はなかなか言う人いないんですよね。
わしは、そもそもロボが好きで、そこから派生しての大作好きだったんですけど、確か、このエピソードの終盤、素晴らしき人に一方的に嬲られる村雨と会話する大作が、大作単体でもいいじゃん!と思い始めたきっかけじゃなかったかと思うくらい、大作の少年の部分がすごい好きだったりします。
それは中盤での村雨との会話にも溢れてるんですけど、まぁ、何度もあちこちのエピソードで書き散らしてますけど、お父さんだけじゃない、周囲の人に寄せる絶対的な信頼にあります。特に亡き父・草間博士とフォーグラー博士への信頼は不動のもので何を知らされても言われても決して動かない。そこが、この話全体のなかでは異色であろう(子どもと呼べるのは基本、大作だけで、せいぜいサニー・ザ・マジシャンが含まれるけど、それほどキャラは立ってないから)部分なのも当然、監督は意識してそうさせたんだろうなと。
それはたとえば、Last Episodeの最終決戦、黄信に引っぱたかれて置いていかれたように、なかなか動けないものだったとしても最後は勇気を振りしぼって立ち上がり、ロボとともに戦おうと決意させる。そうすることで逆に黄信に認められ、アルベルトに認められた、そんなところでもあります。
「
子どものままでいい、僕は父さんを信じて生きていきます」そう言った大作は、きっと今や幻に近い最後の「バベルの籠城編」でも、やっぱり少年のままで、それでも兄貴な鉄牛や、頼れる縁の下の力持ち・一清道人や、たくさんの新しいエキスパートたち、残りの九大天王たちに囲まれて、ジャイアントロボとともに戦ったんだろうと思うのです。
それはそれとして、ロボの右腕を修復した呉先生、一清の服装にも気を遣ってやってよ!とか思いました。一清、Episode 5以降、ぼろぼろの服のまんまでさぁ… 雪山であれは気の毒だ… 寒さなどものともしてなさそうですが…
あとLast Episodeの感想にもかぶっちゃいますが、一清の八面六臂な活躍ぶりが他のエキスパートを圧倒してますよね。あんまり目立ってなさそうですけど。中盤、鳥になって周通を乗せて飛んでるかと思えば、最後では白蛇(8首?)を召喚して血風連相手に絶対的な強さを見せてたり、かと思えばEpisode 5では「敵の目には映らぬ術」とか言って札を角灯(と言っていいのかわかりませんが)にしたり、村雨とうっかりやりあった時も木に隠れたり、炎に身をやつしたりと多才さが誰も寄せつけない感じなのが良かったですな。
そういや、キャラ語りで一清書いてないんですけど、あんまり自己主張するキャラじゃないもんで、激烈に好きだ〜!!!って感じにならないもんですから… そこら辺、ちょっとマトリフ(「ドラゴンクエスト〜ダイの大冒険」でたきがはがいちばん好きなキャラ。齢90歳以上にしてエロで独善が服着て歩いているようなじじぃ、ならぬ大魔道士)の「魔法使いってのはパーティでいちばんクールでなきゃいけねぇんだ」を素でやってるように思えます。
なんてことを思いながらうきうきと鑑賞してましたら、やっぱり最初の方の大人げない鉄牛とか、子どもっぽい大作とかも見たくなってきたんで、何より、楊志の姐さんと戴宗の兄貴が登場するのはEpisode 4までなんで、全部見直そうと思いました。
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