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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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Episode 1 黒いアタッシュケース

第3のエネルギー革命、シズマドライブの普及により、繁栄の時を迎えた近未来。
BF団の基地から謎のサンプルを持って逃亡するシズマ博士を助けたのは、国際警察機構のエキスパート、銀鈴、鉄牛、それにジャイアントロボとその操縦者・草間大作少年だった。そのサンプルはBF団のエージェント、幻夜をリーダーとする地球静止作戦の目的を果たすため、さらに2本がBF団の手元にあった。シズマ博士とサンプルを巡って、BF団の十傑集の一人、衝撃のアルベルトとその腹心の部下オロシャのイワンが国際警察機構の北京支部に襲撃をかける!

今回は冒頭から興奮しっぱなし。いいよ、ロボ、やっぱり格好いいよ、ロボ。親父好きのたきがはですが、「ジャイアントロボ」はロボがいちばん好きです。それは、ただのロボットで、一見、大作少年の命令で動くだけのようでいながら、その動作、動きの端々に人間くささを感じるからなんすね。最終エピソードで、ロボのもとに駆け寄る大作を、引っ張り上げる草間博士、というシーンがありますが、ロボというのは、両親を亡くした天涯孤独の大作少年にとって、父親そのものであり、また親友でもあるというのがよくわかるシーンです。で、オープニング、BF団、そのロボット、国際警察機構のエキスパートたち、と来て、最後に大作とロボが紹介されるわけなんですが、アップから「くだけ、ジャイアントロボ(この台詞が、このエピソードではほんとに力ない。当の山口勝平氏も、「自分の声を聞いて、椅子から転げ落ちた」と言うぐらい、力が抜けている。たきがは、「こんな言い回しで、後々まで恥ずかしかったろうなぁ」と思ったもんですが、実は監督の指示だそうです。なので、大ラスではもっと凛々しくなってるし、毎回、微妙に変わっている。役者やのぅ。それにしても注釈長いね)」と声をかけて、ロボのバストアップ、全身ロング、拳をぶんとふるってタイトル「ジャイアントロボ」とくる、そのいかにも真打ち登場な、オープニングに興奮しやした。しかも、ロボ、格好いいのよ、重厚感があって。セル画なんだけど、すごく重量感があるんすね、ロボって。もう、どっしーんちゅうか、ずっしーんちゅうか、重みがある。ほんとに巨大、重厚、まさに史上最強のロボットの肩書きに相応しい重々しさがある。この質感が好きなんすよ。
最近、ジャイアントロボが別の監督でリメイクされてて、なんですか、大作少年も18歳の青年になってましたが、DVDのパッケージ見たら、なんかロボが軽かったですね。吹けば飛びそなロボットなんてジャイアントロボじゃないやい。
また、チャンピオンREDで連載中の「地球の燃え尽きる日」では、今川監督が原作なんで期待大なんすけど、どうもロボが軽く見える。まだ戦闘シーンとか見てないので、実際に動き出したら(と言っても漫画だけど)どれだけ重厚感を見せられるか、それによってこの先どうするか、決めようと思ってます。しかし、私的には衝撃のアルベルトがなんか、格好悪いんだけど。まぁ、このおっさんも、実はなにげに髪型がハートマークだったりするんで、その所作が格好いいキャラクターですんで、こっちも動き出したらどうかな、と。セルバンテスは実はどっちでもいい。燃えても死んでるキャラだしな。

閑話休題。

オープニングだけですでに語りいっぱいになってしまう熱いアニメです。やっぱねー、セル画ってところも大きいと思うっす。なんか最近のCGって軽くて。「リーン」なんかも特にキャラが軽かった。ロボットアニメだけど、キャラが軽いってなしでしょう。「ゴジラ」じゃねーんだから。「ゴジラ」は人間軽くてもいいし、正直、怪獣だけいればいい方なんで、歓迎ですが、今度はアニメじゃ見たくないしな。やっぱり特撮でないと。
だから何の話をしてるのかと。

さらに興奮したところにこのシーンだけでハートをがっしりわしづかみにされたトレインチェイス! この疾走感、ありえねー展開、列車と同じ速さで走る鉄牛と銀鈴とか、そもそも走ってる列車から飛び移る銀鈴とか、45度以上の角度はありそうな鉄橋を駆け上る鉄牛と銀鈴とか、アニメならではの荒唐無稽な動きが最高です。リアルなんか求めてねーんです。アニメ見てんだから。そこんところを今川監督はよーわかっていらっしゃる。もね、リアルしたいなら、アニメなんかやらなくていいんですよ。人間使えばいいのよ。それだって特撮とかワイヤーとかあるでしょ。でも、それ以上のことができるのがアニメなわけよ。だから、この冒頭のシーンだけで、たきがは、「ジャイアントロボ」は外さない、と確信しましたもんね。そこに親父キャラのオンパレードだの、超人親父対決だの出てきてごらんなさい、はまりますよ。楽しいですよ。
いやいや、話は順番に。

で、すでに超人な鉄牛と銀鈴をさらに颯爽と助けるロボ、と大作少年。いやぁ、大作、可愛いなぁ。なんでもロボに話しかける時は「アオ(馬の名前らしい)に話しかけるように」と言われたんだそうで。なるほどなぁ、もう、そのものだなぁと思いましたね。だから、ロボがよけいに人間くさく見える。大作の命令で動くロボット、そこにいちいち意志を見る。実際ね、「くだけ、ジャイアントロボ」と言ったって、武装はいっぱいあるんだから、何してもいいわけじゃないですか。そこで敢えてパンチを使う、うう、痺れるなぁ。前に見た時はまだ大作ってあんまり気にしてなかったんですけど、今回、見ていたら、やたらに可愛くて、やっぱり大作あってのロボだなぁと思ったり。
で、北京基地に帰り、戴宗、中条長官、呉大人と登場。戴宗いいよね、戴宗。言動の端々に兄貴っぷりがにじみ出てて、格好いい。なんですか、声優の若本規夫さん、「ダンバイン」のナレーターですってよ、奥さん! 中条長官は家弓家正さんですね。ムスカとかね。また渋い親父なんだよね、長官が。国際警察機構で誰もかなわないという必殺技の持ち主で、第6話でその二つ名「静かなる」に反してめっちゃ熱いところを見せてくれるっす。呉大人、よく泣くと言われる。この時はまだ、ぼろが出てないので、落ち着き払った知性派、ちゅう印象。

Episode 1は明るい。後の悲劇を微塵も感じさせない明るさがある。そこらへんも好きなんだけど、彼らの背負った過去が見え隠れしてたりもするのも好き。銀鈴にふられてべろんべろんに酔っ払ってる鉄牛が、戴宗に大作のことで説教されてる中で「でも、12歳の時には俺はすでに人を殺していたんですぜ」とか言っちゃうのが重い(CVは「Aチーム」のコングでもおなじみの飯塚昭三氏だ!)。銀鈴の誘いを断ってロボの整備を手伝いに行く大作、12歳の少年には重たすぎる宿命、大きすぎる力、でも本人、周囲の期待に応えようと一生懸命なわけ、そこがいいんだよね、大作。そして銀鈴、まさか、あんな最後が待っていようと誰が想像しただろうか。バシュタールの名に反応する、その裏に隠された過去。かと思うと鉄牛を「この馬鹿牛!」と怒鳴りつけるギャップ。人気あるのもわかるなぁ。なにしろ、女性キャラクターが脇役入れても4人しか出ない。この徹底した親父ぶりも良いですな。

そこへ北京支部を奇襲するアルベルト。強いよ、無茶苦茶に強いよ。しかし、北京の町中で戴宗、鉄牛とニアミスしていたわけで、お互いに気づいたら、後の展開も変わっていたのか、とか。北京支部でやりたい放題のアルベルトを迎え撃つ戴宗。その登場の仕方も格好いい。
もうですね、格好いいの連発なんす。いや、キャラクターの仕草も、登場も、台詞廻しも、音楽も、演出も。格好いいってことをわかってるアニメなんです(それにしても、黒いビキニパンツ1枚で寝てる幻夜は笑ったが。声は格好いいんだが。ラストを思うと、どうにも哀れさが漂ってしまう)。

アルベルトに襲撃され、北京支部を脱出する大作、銀鈴、鉄牛、呉大人、シズマ博士。そこに襲いかかるイワンとロボット・ウラエヌス。うーむ、相変わらず、熱いところで引いてくれるな。大作の危機にオートガードが働いて発射するロボ。ついそちらに気をとられた戴宗の隙をついて、「死ね」ととどめを刺そうとするアルベルト。
ここらへんの展開が音楽も一緒に盛り上げる盛り上げる。

さらに静かに進行するパリでの話。村雨さん、フォーグラー博士に「待ってください!」と呼びかけたのは、バシュタールの事実を知ってたからなんだな、と事情を知って、冷めてるようだけど、熱いところにほろりとしたり。

「ジャイアントロボ」は1回が40分以上と長め(60分というのもあって、特に決まってない)なんで、「Gガン」に比べると余裕があるな、と思うけど、これいらねってエピソードはないざんすよ。もう、全てのエピソードがラストに向けて差し出され、突っ走っていく、という感じ。かくなる上は、やっぱり続編期待するよね。このクオリティ、この演出、これがアニメだよ。

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