ついにこの日が来てしまいました。どんな物語にもいつか終わりはあるものです。しかし、このような中途半端な形での最終回など誰が望んだでしょう? 誰が予想したでしょう?
来月号の「重大発表」までRED買うけど、連載再開以外では購読やめるよ?(╬ಠ益ಠ)
というわけで最後になるかもしれないレビューです。
戴宗の拳から韓信元帥を庇う大作。さすがにその拳はすんでのところで止められますが、大作はあばれ天童や影丸、ディック牧たちから非難されます。まぁ、「草間の乱」の当事者だし… やんやの嫌われ者だし… 無理ないっちゃ無理ないんだけど、味方意識もまったくないのね。
しかし、大作も反論しますよ。なにしろ「父と子」がキーワードのジャイアントロボ世界です。同じような父を持つ身として、大作は韓信への共鳴、さらには生まれてもいなかった大作に頭領を継がせるという晁蓋の遺言に異論を申し立てます。うーむ、梁山泊は体育会系なんで、上への反論はわりとないっぽいですけど…
そして、韓信が晁蓋に逆らったのなら、自分も同じだと言う大作。
それは物語の初期、大作がまだ父のことでぐらぐら揺れていた頃(揺すっていたのは韓信なんだけど… そこは言及しないのがいい奴だな、大作)、父の遺産であるロボを傷つけ、時に父の真意を疑い、涙さえ流した大作にとって、それは父の遺志に逆らう苦い時間であったわけです。そんな風に振り返られるようになったなんて、おねいちゃん、大作の成長に涙しちゃうわ ( ´Д⊂ヽ
さらに大作は韓信の方が父のことを考えていたと持ち上げます。確かに一応、元帥であったわけだし… やんやだけど。梁山泊の指揮を取っていたわけだし… やんやだけど。まぁ、「カナーリの牢獄編」ラストで見せたような軍師としての顔を、韓信は大作以外にはもっと見せていただろうというわけですな。やんやだけど(←くどい)。
そこへ中条長官(あっちの)と大塚署長(これもあっちの)が韓信に確かめます。「光球」を何発撃ったのかという話です。韓信は「ギルバートを倒すための一発のみ」と言いますが、世界が半分吹っ飛んだ「草間の乱」です。戴宗が「一発だけで世界が吹っ飛ぶはずがない」と怒りますが、中条長官と大塚署長の話にはまだ続きがあります。漫画の戴宗はOVAのような落ち着きというか老成が見られず、鉄牛みたいに喧嘩っ早いような感じですな。まぁ、兄貴属性、竜作に持ってかれてるからなぁ。
そして、驚くべきことに、韓信は「奴に操られたのだ」という中条長官と大塚署長。またか!と言いますか、漫画だと全部この人に話が返っていってちょっとでかすぎるんじゃね?の策師・孔明です。
なんと、孔明は「地下の湖水に現れる世界の人びとの悪意」をすくい上げ、増殖する技、水魚の交わりが使えると言うではありませんか!!! 水魚っていうか、半魚人なんだけど、いや〜ん。
どうやら、中条長官の世界でも同じようなことがあったのですが、その時は大事になる前に防いだようで(九大天王の性能の差か?)、今回のことも孔明が増殖したのではないかと言うのです。
前回、腐っても(←とまでは言ってないけど)国際警察連合の一員と赤影を甘言で捕えた韓信もこれには驚愕します。ていうか、孔明と手を組んで世界を操っていたつもりが、実は自分の思い上がりで自分も孔明に躍らされていたことがよほどショックだったらしく、見開きでの驚愕です。
で、どうやら、韓信は「草間の乱」を起こしたのは本気で草間博士だと思っており、自分が撃った光球は「草間の乱」とは無縁とか、そんなことを本気で思って、草間博士を世界の敵と憎んでいたようなのでした… まぁ、草間博士とは仲悪かったようなんで、きっと事実確認もしてなかろうし… なにより、孔明と組んでるつもりだったんだから、自分以外はみんな馬鹿ぐらいに思ってるだろうし… 自業自得とはいえ、なんかますます哀れな感じですな。
そして、死んでおわびしようとしますが、大作がまた止めます。
前回、赤影の怪獣(←もうちょっと言い方ないのかと…)を追い込んだ指揮ぶりをかって、ともに戦ってほしいと頭を下げる大作。おおっと、大したものですよ。ちょっと劉邦っぽくなってきたよね、大作が。自分は何もできないから、できる人には敬意を払い、誰でも受け入れるという器の大きさが見えてきましたよ。
これには長年、大作を恨んできた韓信も感動し、なんと馬に戻って大作に仕えると言います。いや、大作は元帥として一緒に戦ってって言ったんだから、馬では役に立たないと思うんですけど… まぁ、元が馬だから、心意気は買うけど。まぁ、元帥の時は人間に戻ればいいと思うけど…
しかし、ここにめでたく皆が大作を梁山泊の頭領として受け入れることになり、皆もやっと韓信を許す気になったようです(まぁ、「草間の乱」の真犯人でもなかったしね)。
すると、そこにアルベルトが現れます。サリーを庇ったので満身創痍な姿が痛々しいです… でも、いいおっさんだ、アルベルト…
で、「あとはワシを始末するだけか」と問うアルベルトに大作(このコマ、何か年齢が上がったみたいに凛々しいvv)は「BF団に帰って、諸葛孔明への『伝言』を伝えてもらいます」と答えます。
ようやく国際警察連合が一致団結してBF団と戦うという宣戦布告です。そして「世界を燃え尽きさせたりはしない」と誓う大作。
ところが、アルベルトは「それでワシの命を救ったつもりか 笑わせるな なめるなよ」と言うと、いきなり自分の左腕をぶっちぎったではありませんか! いや〜ん 残月に続いて、アルベルトまで手負いになってしまった… OVAでも右目がなかったけど、片手とはまたでかいことを…
ただ、アルベルトは大作がサリーを預けるに足ると認めてくれました。なんて親父だ。サリーちゃんは「共に来るか?」と言われても、まだ記憶が戻っていないようで大作の後ろに隠れてしまうので、恐いおっさん→恐いけど頼もしいおっさんぐらいにレベルアップはしたようです。
そして、アルベルトは去っていくのでした。第二巻でも出た、回転飛び! 片腕だとすこぶるバランス悪そうですけど。
さらにあっちの世界の九大天王も帰ると言い出し、その前に頼みがあると言います。実はすでにあっちの世界は燃え尽きてしまっていましたが、ロボの光球があれば、もう一度、希望をもたらすことができるそうです。
え? 今何と?
「ロボの『光球』を手に入れるため これがあれば一度『燃え尽きて』しまった我々の世界にももう一度希望をもたらす事が出来るのだ…!!」
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …?!
(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
( д )
(; Д ) !!
え?
ロボの光球って、一巻から、さんざん超危険物扱いされてこなかったっけ?
「希望をもたらす」ってどゆことなんですか、今川監督ッ?!しかし、あっさりスルーされて、最後なんでロボが一カットだけ登場して、九大天王たちも帰ってしまいます。てことは、やっぱり幻妖斎のじいちゃんは粉々になっちゃったんだ…( ´Д⊂ヽ そして、きれいな中条長官があっちの世界の九大天王ってことは、やんやはどこへ…???
そして、帰る間際にまたややこしいことを言ってますよ、この人たち!
「そう 君は すべての次元でたった一人生き残った 最後の希望」
待ってよ! 一巻でバンテスおじさんが「全ての世界で君(大作)は死んでいた」ってゆってたじゃん!
生き残ったのか、死んでいたのか、はっきりしてよ、今川監督ッ!!!そして、なぜか一カット、いちばん最初に登場して以来、ずーっといつ出るのかと期待されて、とうとう出なかったガイアーが登場し、「これからが本当の戦いだ!!!」でジ・エンドとなってしまいました。
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ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
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「次号重大発表!! 心して待て!!」って何? 連載再開? タイトル変えて? それ以外のネタなら、「RED」とのつき合いも終わりや〜(╬ಠ益ಠ)
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