たきがはは鶏肉が大好物です。まぁ、あとは豚肉があれば、それ以外はなくても大丈夫、もしもこの先、一種類しか選べないと言われたら、問答無用で鶏肉を選択するぐらいの鶏肉好きです。
そんなたきがはですから、鶏ハムの名を知った時には早速挑戦しました。その頃、食べ物に入る添加物をそろそろと避ける傾向にあり、何かと便利なハムとかベーコンとかソーセージとかに必ずと言っていいほど入っているpH調整剤を避けたかったからです(このために市販のたらこに手が出なくなった)。
しかも、すでに独り暮らしを初めていて、いろいろと手作りもしていたので、わりとレシピの簡単な(ように思えた)鶏ハムは魅力的な物だったのでした。
ちなみにわしが覚えている範囲の簡単なレシピは以下。
1.鶏胸肉1枚、塩と砂糖同量、適当なハーブ、胡椒
2.鶏胸肉に砂糖、塩を順番に揉み込み、ハーブと胡椒もかけて、冷蔵庫で二日ぐらいおく
3.鶏胸肉の塩抜きをする
4.鶏胸肉をラップでくるみ、沸騰したお湯に投入、そのまま火を切り、湯が冷めるまで放置する
こんなところでしょうか。ラップでくるむ時に肉の形をハムっぽく作ってあげると、ハム度が増します(当社比150%くらい)。
しかし、このやり方には致命的な欠点がありました。1〜3はいいんですが、4の過程でラップの締め方が緩いらしく、中にお湯が入ってしまうことがしばしばあったのです。おかげで、大好物の鶏肉なのに、わりとぱさぱさした、まぁ、胸肉だよねというハムばかり食っていました(味は好みだったんですけど、食感がまずい)。
そのうちに沖縄に移住したたきがはは、豚肉の美味しい店を見つけて、豚肉による肉団子(豚挽き肉+酒が基本、気まぐれでおろし生姜やみじん切りの長葱かニンニクが入る)を作ることで鶏ハムは作らなくなっていました。茹でたお湯が中途半端に鶏肉からの脂が浮いているのだが、出汁が取れているとは言えない感じなので捨ててしまったのも止めた一因でした。
実はたきがは家のラップはクレラップあるいは焼いてもダイオキシンが出ないと宣伝されている物に限られているんです。ただ、そういうラップって、どうしてもサランラップに比べると付き方が弱いんですよね… ラップ同士は勝手にくっつくくせに…(ぶつぶつ…)
大きなラップを買ってきて、きつめにくるむようにしても、どうしても湯に投入した時点で粘着力だか何だか知りませんけど、くっつきが弱まるらしく、どうしても湯がはいっちゃうんです。
かといって、このためにサランラップを買ってくるのは本末転倒です。鶏ハムのためにダイオキシンを見逃すというわけにはいきません。
しかし、天は我を見捨てたまわず。
たきがはは新しいレシピを見つけたのです。それが
こちら。先日の
豚バラブロックの塩漬けと同じ方なんですけど、レシピの流れは実は上の1〜3とほぼ同じです。冷蔵庫で寝かせるのが1日と短いですが、問題は4の過程。鶏肉をラップにくるまず、コンソメを入れた湯で茹でるんです。
できあがった写真を見ると、つやがあって、たきがはが敬遠したぱさぱさとは縁がなさそうな感じです(ここが大事)。しかもゆで汁はスープに転用できます(ここも大事)。そう、無駄がないのです。しかもしかもラップも使わなくていいのです。
早速、胸肉を買ってきて作ってみたところ、ようやく、満足できる鶏ハムを作れましたv
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