監督:ビリー=ワイルダー
出演:ライナス=ララビー(ハンフリー=ボガート)、デイビッド=ララビー(ウィリアム=ホールデン)、サブリナ(オードリー=ヘップバーン)、ほか
大作が続いたんで、お気楽に見られる映画にシフト。まずは初見、ボガートとヘップバーンの恋愛物。
実はたきがは、ヘップバーンは好きでも嫌いでもありません。人気者だけどね。出演作も「ローマの休日」と「マイ・フェア・レディ」と、「戦争と平和」をちょっぴり見たぐらいで、あんまり興味ねぇっす。ええ女や〜というには、ちょっとがりがりすぎると、今作見てたら思いました。可愛いんだけど、可愛いって、基本、どんな人でもなれますんで、美人のが好きです。マリリン=モンローも可愛いのですが、あの人はすでに別次元な気がする。
大財閥ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、デイビットへの恋心を抱えたまま、パリに留学する。しかし2年後、パリから戻ってきたサブリナは、デイビッドの心を射止めるような洗練された娘に成長していた。だが、デイビッドに政略結婚を仕掛け、新事業を企む兄のライナスは、デイビッドの負傷をいいことにサブリナをデイビッドから離そうと画策するのだった。
デイビッドが最初は結婚に3回も失敗したと紹介されており、有能な兄と比較して、わりと軽薄で無能な人物かと思っていましたが、意外とそうでもなかったです。「俺は株のことは知らないがキスのことならわかる」とか、ラスト、サブリナと兄をくっつけるために自分が会社に残ろうとする、しかも政略結婚も受けようとするというあたり、意外と気概のある人物でありました。ウィリアム=ホールデン氏って、どこで見たんだっけかな〜と思って、Wikipediaで見たら、「慕情」に出てたそうで。なるほど〜 あのべたべたのラブロマンスの相手役でしたか(ジェニファー=ジョーンズは覚えているのだが)。
逆にライナスは仕事が生き甲斐のような堅物で、ハンフリー=ボガート氏がぴったり。この人は「カサブランカ」でもそうだけど、脇目もふらずに自分の信念に基づいて突き進むキャラってあうわ〜
最後はみんな収まるところに収まってハッピーエンド。基本的に悪人が一人もいないってところが、旧き良きハリウッド映画って感じです。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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